私、母親に愚痴られる父親そのものなのでは?

私の場合は、産後のホルモンバランスの影響で、いわゆるガルガル期と呼ばれる他者に攻撃的な精神状態になることもなかったが、繊細になることもなかった。

対して、夫はホルモンバランスの影響などあるはずないのだが、よりナイーブになりガルっと声が聞こえてくることもあった。特に外出時はガルガルしながらベビーカーを押していたようだ。

育児はエビデンス重視で秩序立っていた。だが、決して冷酷ではなく常に優しく遊び心たっぷりに声掛けしている。

両親学級で沐浴の練習をしたときのことを思い出した。彼は周りの目を気にせず大きな声で赤ちゃんの人形に「気持ちいいでちゅかー。気持ち悪いところないかなー?」と話しかけていた。係員さんにも「こんなに声掛けの上手なパパはなかなかいない。美容師さんですか?」と言われていた。

写真提供/バービー
 

産後3ヵ月、育休取得中の夫を前にして気づいてしまった。

私、育児に向いてない。母なのに。
私、母親に愚痴られる父親そのものなのでは?
夫が慈母観音に見えてくるほど劣等感に苛まれていた。

客観的に見たらそこまででもなく、2人で初めての育児に試行錯誤しているように見えたかもしれない。でも、ゲップをうまくさせてあげられなかったり、便秘気味な娘がうんちをするのはいつも夫の膝の上だったり、細かいことが続くと焦りのような感情が生まれきた。