公務員の採用面接(民間の人事として)やってみた・・
2012年に首都圏の市役所の面接官が、この仕事に携わるきっかけでした。
民間企業を退職後、法人の人事コンサルタントそして新たな事業を模索している時に、空いた時間を利用しようと業務委託のエージェントに登録。
そこから首都圏の市役所の面接官のお話を頂いたのがきっかけです。
長年、人事としてやってきましたが、まさか、公務員の採用面接に関わる事があろうとは・・・そして、それが、その後の私の人生で大きな柱となる仕事に繋がるとも、その当時は全く考えておりませんでした。
へー。。民間の採用基準と同じなのね!
面接官を担う上で、大事な事は「組織が求める人材像を正確に把握する事」です。あたりまえですが、コンサル先の民間企業でも、公務員でも同じです。最初に、ここを把握しなくては、面接官をやってはいけない。
結論から言えば、民間と99%同じであり、これなら民間出身の人事のプロを採用に関わらせる事は意味がある!と納得でした。民間でも行政でも、活躍が出来る人の特徴は同じ。その組織の目的や役割が、企業ごとに違うように、行政もそれぞれだが、採用で見る部分は同じと言う事。
その市役所でも、最初に、私と同じように民間から委託された方々(私を含めて4名)と人事の方々との「求める人材像」の共有、そして評価基準のすり合わせが行われました。
公務員の採用基準にあって、民間には無いものがひとつ
どの自治体にも「人材育成基本方針」があり、民間企業の人事制度における階層ごとの必要とする能力やスキルが明記されていますね。これは民間企業の階層ごとの要件とほぼ同じです。いわゆるカッツモデルです。
新卒や、社会人経験者それぞれの年齢や経験から期待する事、職位や階層による求める人材の評価基準は同じだと言えます。
しかし、公務員としての「相応しい資質」は、やはり民間企業とは違います。(ここについては別途しっかり解説します)
また、なぜ、民間企業ではなく公務員なのか?は公務員の面接ではよく聞かれる質問です。面接官によっては、最初から「民間は利益うんぬん・・ではなく」と注意をしてくれる例もあります。新卒は「民間は報酬を支払った方へサービスや商品を提供して利益を・・」と堂々と話しますから。
なぜ、民間ではなく公務員なのか・・から最終的に、なぜ、うちなのか(省庁や自治体等)という志望動機まで、一本の筋が通っている事は必須ですね。
面接で一番スムーズに通過する人は・・・なんと!
面接は9時から18時まで、一時間に3名、要するにおひとり20分で、一日で約20名の方を実施しました。その中で、スムーズに通過する方には、特徴がありました。
それは、新卒で、民間企業の内定をすでにもらっている方! 実は理由は明確です。新卒の就活は、公務員の試験にってより早く、夏に面接の本番が多い公務員の場合、意図せずに民間の就活が面接の練習台になっているからです。民間は新卒でも4,50分の面接はザラ。深堀をするコンピテンシー面接などは当たり前ですから、そこで鍛えられているからです。
表面的なかっこいい、ネットや本にあるような模範解答では通用しない事を民間の面接で洗礼を受けています。なぜ?どうして?という考えと行動をセットで適切に答えられるようになっています。面接に行く数を考えても、相当な超実践的な鍛え方です。
優秀な社会人でも、案外、面接で撃沈している
民間出身の方々は、社会人として様々な経験と、行政の使命や役割を実感する機会が多いはずなのに、志望動機さえ新卒並みの話をする。そして、驚いた事に、公務員は楽、安定している・・などが透けて見える回答をする。
要するに、面接対策はやっていない!
面接の中で、今までの経験やスキルについて質問をすると、「?」という回答が多く、あれ、この経験で言えるのは違うのでは? もっとアピールできるはずでは? あれ、こんな基本的な事も調べていない?など、驚く事が多いかったのです。
公務員の受験は、面接の前に、筆記と言う大きなハードルがあるため、社会人は、なおさら、面接対策に手が回らない、後回しになってしまう。しかし、転職も仕事と考えれば、スタート地点で面接も含めた対策が必須であると気づくはず・・・
というのは理想であって、やはりサポートが必要。
公務員受験のための筆記の勉強は、私なら、たぶん出来ない。それをやり遂げて、面接の場に臨んでいるのに、本当にもったいない、きっと入職したら活躍できるのに・・これが、この事業に携わった理由です。
ご縁があって、2012年の秋からスタートした面接対策ですが、いまだに、面接対策は後回し、直前のために、せっかく面接までたどり着いても失敗する方がいる。しかし、着実に取り組む方は増えてきている。
このnoteでは、13年目に入る面接対策の様々な話、ノウハウだけでなく、転職と言う人生の転機への取組についてお伝えをしていきたいと思います。
安達瑠依子
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