なぜ海外ファンに旧作のリバイバルがウケるのか
さらに今クールで特筆すべきは「旧作のリバイバル」である。
1989年のスタジオディーン作ではそこまで海外に広がらなかったはずの『らんま1/2』は2024年のMAPPAリメイクによって、メンバーズが12万人。Score8.13と高評価だった。この数字は今クールでは『ダンダダン』『BLEACH』に次ぐ。
これは『うる星やつら』のリバイバル(1981年スタジオぴえろ作のアニメを2022年にデヴィッド・プロダクションがリメイクした)の成功とも連動した話といえる。
「高橋留美子の『うる星やつら』のお陰で、現代のwaifu(俺の嫁、萌えを表現する)文化が確立された」と海外オタクにも高橋留美子氏の存在は強く響いている。
いまや海外ファンが「萌えの原典」を辿りに行くようなフェーズが始まっており、それはマルコの福音書から20年の時を超えてイエスの原点を時系列をもって記したルカの福音書のようなものかもしれない。
日本以上に反応が良かったのは『ドラゴンボールDAIMA』。魔人ブウ編以降を描いた『ドラゴンボール超』(2015年)から時を経て、悟空とベジータが子供の姿に変えられて共闘する作品だ。2026年は初アニメ化から40周年を迎える。それに向けた話題作りの最初のアニメリバイバルで、こちらもScore7.82と高評価だ。
海外ファンは2010年代に初めて動画配信で触れたという層も多く、“最新のアニメ絵”に慣れ過ぎている。
その意味ではプロットやストーリーとしては人気があっても2000年代以前のアニメ絵であるために受け付けられていない作品も多い。
現在WITSTUDIOによってリメイクされている『ONE PIECE』も同様で、今後も定番化したアニメ作品のリバイバルは増えていく傾向にあるだろう。












