2022/07/08_優先席でペースメーカーについて考える
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2022/07/08_優先席でペースメーカーについて考える

Created
July 8, 2022 3:14 PM
Type
日記
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優先席付近でスマホを使ってたら「私の医療機器に影響があるので使わないでください」とおじいさんに言われた。
優先席の概念ではそのとおりなので「はい」とつたえスマホを操作しないように応じるが、通信をやめるわけでもないので本質的ではないなと感じる。また近くの席にスマホを使うお姉さんが優先席に来た。おじいさんはその人にも同じ言葉で依頼をするがその人は操作をやめない。そのおじいさんは席を立ち、ドア付近へと移動する。最近の医療機器では干渉する可能性は限りなく低いのに、などと思う。そのおじいさんが怖がっていること自体に課題があるのではないかと感じる。誰がおじいさんをこんなに怖がらせているんだろうか?と考えるがわからないので尋ねてみることにしました。
席を立ち、「もし失礼でなければお伺いしたいです。このお話自体が嫌でしたら私はこのまま立ち去ります。スマートフォンがペースメーカーに影響を与えるとお医者様から伺ったのでしょうか?」と聞いてみた。
おじいさんの認識が事実と異なってる事を知っているのかどうかを訪ねたかった。おじいさんは強く目を見開き丁寧な言葉ではっきりとした声で誠意を持ってこたえてくれた。
「最近の医療機器では総務省は15cm以内でなければ干渉しないと発表されてますね。」
この時点でこの方は論理的には危険がないと認識していることは理解できた。おじいさんはつづけた
「ただ、本当にそうなのかは誰もわかりません。拳銃を突きつけられ”これは玉が入ってないから安全だ”と言われている感覚です。もしあなたが同じことを言われたらどう感じますか?」
と。今にも泣きそうな目をして理性的に感情を伝えてくれた。きっと”怒り”を精一杯のちからで”理性”に変換してくれたんだろう、強い祈りのような顔だった。
私は無意識だったが、両手を前で重ねてお辞儀をするポーズをしていた。答えてくれたことへの感謝と申し訳無さからそのような所作に至った。「お気持ちを察することができなかった為、知りませんでした。教えてくださりありがとうございました。嫌な気持ちにさせてしまったこと、お詫び申し上げます。」といい優先席付近を立ち去った。
「おじいさんの気持ちがわからない」といって切り捨てることはとても簡単だ。だが切り捨てたくはないと思った。私はきっと未来おじいさんと同じ感情を持つからだ。言うなれば今でももうすでにマイノリティの怒りや不安は感じている点はある。
配慮すべきは「精神的恐怖」であり、それは常に事実よりも優先される。
コロナウイルスの蔓延において「反ワクチン?事実と異なるのでそんなことを言う人は馬鹿だ」などと思う側の人は多いと思う。けど立ち止まって考えてみよう。違うケースにおいて、事実よりも精神的恐怖を優先することは自分には本当にないんだろうか?
私達が学ぶべきことはその精神的恐怖の克服の仕方、精神的恐怖を感じる人とも調和をとること、なんじゃないかと思った。
難しそうである。
ただ、おじいさんの今にも泣きそうな顔が忘れられないので優先席付近には近づかないようになりました
Suruga Mei
07/14/2022
(edited)
このおじいさんの最も危険な部分は、他人に行動を強いている部分だと思う。怖いのは仕方がない。だけど自分の気持ちを使って赤の他人を動かすことは普通できない。おじいさんに許されているのは「私はスマホが怖いと感じます」と表明するまでで、そこからどうするかは言われた相手の領分ではないか。結局のところ社会を運営していくならば「誰にも真実を確かめられない個人の気持ち」と「ある程度の専門知識に裏付けられた研究結果」を比較して後者を尊重せざるをえない。とてつもなく意地悪を言うと、実際に立ち会っていない私にはおじいさんが嘘をついて他人の行動を邪魔しようとしている可能性を否定できないのではないでしょうか。
T K
07/13/2022
(edited)
「医療機器の干渉範囲が本当に15cm以内かどうかわからない」のであれば、ご自分で調べればいいし、調べた上でも恐らくおじいさんは「わからない」と結論づける筈です。にも拘わらずペースメーカーをちゃっかりと使っているし、公共の乗り物にもちゃっかりと乗るわけです。自分の命を助けてくれる道具を使っていながら、その道具を作っている人への感謝も忘れ、「自身の精神的恐怖」だけはしっかりと信じているわけです。こんなに傲慢なことはないと僕は思いますが、そこにお辞儀する理由がよくわかりません。おじいさんへの配慮は個人が自由にすればいいと思います。優先すべきは個人の精神的恐怖よりも事実です。
Lalo Martins
07/13/2022
考え方は素敵ですが、限界があると思います。反ワクチンの人は周りの人に迷惑や危険をかけるからそのばあい「それは違いますよ」と伝えた方がいいと思います。
中尾さとし
07/13/2022
同感です。僕自身も、頭では分かってはいるけど、心や身体が恐怖を感じて行動したり発言してしまうこと、とてもたくさんあります。「それは違うよ」「間違ってるよ」と言われるより、「そんな恐怖を感じてるだ」と理解してもらえた方が安心するし、初めてそこから事実に向き合ってみようと思えるかもしれません。