福祉施設職員による虐待 県内で昨年度9件 過去最多に並ぶ
昨年度、県内で確認された福祉施設の職員による障害者への虐待の件数は過去最多に並ぶ9件にのぼったことが県のまとめでわかりました。
県によりますと、昨年度、障害のある人が福祉施設の職員から虐待を受けているとして寄せられた通報や届け出は67件で、このうち実際に虐待があったと確認されたのは9件でした。
これは過去最も多かった2021年度に並ぶ件数です。
虐待行為の内訳を見ると、身体的虐待が5件、性的虐待と心理的虐待が3件、ネグレクトが1件となっています。
具体的には羽交い締めや暴言などを繰り返したり、送迎バスの中で女性の利用者のからだを触ったりするなどの虐待が確認されたということです。
また、県では家族などの養護者からの虐待についての調査結果も公表し、105件の通報や届け出に対し10件の虐待を確認したということです。
各市町村では虐待を防ぐために施設内で職員どうしによるチェック体制を整えたり、研修を行ったりしているほか、虐待が確認された家庭を訪問して支援を行うなどの対応を取っているということです。
県障害福祉課は「虐待件数が高止まりの状況にあるのは残念だ。今後も啓発活動や研修、関係機関との連携を通じて根絶に向けて取り組みたい」としています。