1月23日に芸能界引退を発表した中居正広（52）の女性トラブルをめぐって、さまざまな疑惑が取りざたされるフジテレビ。同局の港浩一社長（72） は17日に開いた会見を開いたが、騒動はスポンサー離れが加速する事態を招いている。 【写真あり】ゲッソリ痩せた様子の中居の帰国姿 「17日の会見は参加資格や撮影ルールなどの制限が多く、港社長が女性のプライバシーなどを理由に、記者の質問に『回答を控える』と繰り返す場面が目立ちました。このような姿勢は世間の反発を招き、20日までに日本生命や日本マクドナルドといった50社以上の大手スポンサー企業も次々とCMを差し止め。現状、放送中のCMの大半を『公益社団法人ACジャパン』が占めています。1964年に放送が開始された『塩野義製薬』が一社提供する『シオノギ・ミュージックフェア』も同社のCMは流れませんでした」（Webメディア記者） 騒動が打撃を与えた長寿番組は『ミュージックフェア』だけではない。’69年から放送されている国民的アニメ『サザエさん』も12日放送時点では8社提供だったのが、19日は4社に半減。そして26日は’18年から提供を続ける子ども用品大手「西松屋」1社のみに激減していた。 サザエさんをめぐる深刻な状況を受け、Xでは番組存続を危惧する声も広がっていたが、原作側の長谷川町子美術館（東京・世田谷）は21日の本紙の取材に対し、 「番組を楽しみにしてくださる皆さまがいらっしゃいますので、いまのところすぐに放映中止にするような方針はございませんし、そういった交渉をするというようなことも考えていない状況でございます。ファンの皆さまを第一優先で考えております」と回答していた。 いっぽう、26日に唯一提供を行った西松屋の対応をめぐって、Xではこんな声が上がった。 《サザエさんから西松屋が撤退しないのって、子供服用品店としての矜持だと思うんだよな》 《西松屋がサザエさんという「番組」をいかに大事に思っているかということなんちゃいますかね》 《フジテレビの問題はあるけど、サザエさんは平和な世界だし、西松屋のCMも子育て応援の素敵な内容だし、これはこれで良い形だと思う》 いっぽう、否定的に捉えた視聴者の声も多く上がった。 《西松屋はお世話になってるけどスポンサー降りないのはちょっと違う》 《女性や子供がターゲットの会社がスポンサーを降りていない事に違和感しか感じません》 《サザエさんの提供西松屋。早く降りて欲しい》 そこで本誌は27日、提供を継続して経緯について、西松屋の担当者に問い合わせたところ、「弊社としましては、『サザエさん』というコンテンツに提供をしていることを総合的に勘案して、1月26日の番組提供を実施しました」という回答が。 また、今後について、担当者は「あらためて報道内容を総合的に勘案したうえで、決定します」とも説明。提供実施に至る社内のやりとりについては、「経緯に関する回答は差し控えさせていだきます」とした。 27日午後にはフジテレビの“やり直し”会見が行われ、参加メディアは制限されず、撮影も許可されるという。 提供スポンサーの数が復活するような会見になるのか、果たして――。