大阪・貝塚の遺体 テープ巻き窒息死させたか、男を再逮捕
大阪府貝塚市の岩礁で男性の遺体が見つかった事件で、府警は27日、男性の顔にテープを巻き付けて窒息死させたとして、大阪市中央区の自営業、中村僚希容疑者(27)を殺人容疑で再逮捕した。容疑者は飲食店の開業を巡り男性とトラブルになっていたとみられ、府警が詳しい動機を調べる。
再逮捕容疑は昨年10月26〜27日、大阪市のアルバイトの男性(26)の顔にテープを巻き付けるなどし、鼻や口をふさぎ窒息死させた疑い。
府警によると、2人は昨年8月、大阪市で飲食店を開業する予定だったが頓挫。物件契約に必要な連帯保証人が男性の関係者になっていたが、男性は変更するよう容疑者に求めていた。
事件では、容疑者ら男3人が大阪市の路上で男性を車で連れ去り、テープで縛るなどしたとして逮捕、起訴。遺体は同府岸和田市の岸壁から海に投げ捨てられたとみられ、今年1月、3人が死体遺棄容疑で逮捕されたが、27日に容疑者のみ同罪で起訴された。
遺体は昨年11月に発見。当初、府警は縛られたことによるショック死とみられるとしていたが、医師の鑑定結果などから鼻と口をふさがれたことによる窒息死と断定した。〔共同〕