23日に同性婚を認める法律が施行されたタイでは、同性カップルに子どもを持つ道を開くことになる「代理母出産」に関する法律の改正も進む。10年前に禁止された外国人向けの代理母出産を再解禁することも検討されている。
現行法で代理母出産を利用できるのは、法律婚をした男女のカップルで、いずれかがタイ人であることなどが条件。代理母は、カップルの親族である必要がある。
地元メディアによると、タイ保健省は、結婚に関する規定の文言が変わったのに合わせ、代理母出産の関連条文も従来の「夫」「妻」から「配偶者」に変更することを検討している。今後、改正案を議会に提出する方針だ。
一方、元々タイは代理母出産の世界的な拠点として外国人にも知られていた。しかし2014年、タイで代理母出産を利用したオーストラリア人のカップルが、生まれてくる双子の1人に先天的な病気があることを知り、引き取りを拒否したとされる問題などが判明した。
翌年、外国人カップルの依頼を受けた代理母による出産を禁止するなどしたが、逆に違法な代理母ビジネスの横行につながった。
今回の改正案には、代理母出産を再び外国人カップルに解禁する内容も盛り込まれている。タイ保健省のパヌワット局長は「代理母出産のプロセスを透明化し、違法なビジネスの撲滅にもつながる」と説明している。【バンコク石山絵歩】