民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、長野市などでラーメン店を展開していた飲食店運営会社「栄峰」が1月8日に長野地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。

同社は1993(平成5)年に設立され、フランチャイズチェーンに加盟して長野市や須坂市にラーメン店を出店。一時は6店舗程度を運営し、2009(平成21)年5月期の年売上高は約2億8000万円を計上していました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが落ち込み、原材料などの高騰から収益も悪化。事業規模を縮小して2024(令和6)年に長野市の1店舗を閉め、長野市と須坂市の2店舗で立て直しを図っていました。

しかし、過年度の設備投資の負担が重く資金繰りはひっ迫し、同年8月には事業を別会社に譲渡して「栄峰」としての営業を停止していました。

負債は約1億2000万円と見られています。
なお、同社が運営していた店舗は別会社のもとで継続されています。

長野放送
長野放送

長野の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。