目次
点数
・個人評価:1.0/10点
・オススメ度:0.0/10点
※個人評価の点数の目安
10.0~9.0:神アニメ
8.9~7.5:良アニメ
7.4~5.0:普通アニメ
4.9~3.0:微妙アニメ
2.9~0.0:クソアニメ
概要
- 2023年の夏アニメの一つで、話数は全13話です。
- 放送時期は2023年7月2日~9月17日(ABEMAの1週間先行配信では6月25日~9月10日)。
- 主なスタッフは監督が中谷亜沙美氏、シリーズ構成(脚本)が大野敏哉氏、キャラデザが山本由美子氏です。
- 本作はAqoursの物語(ラブライブ!サンシャイン!!)の続編ではなく異世界スピンオフです。
評価点
可愛いキャラデザと挿入歌は素直に素晴らしいと思いました。
まず、キャラデザに関しては正直シリーズの中では一番好きな部類です。
キャラデザはホントに誇張や煽りは一切抜きで結構好きです。デザインの可愛さだけならシリーズ1かも…?
あと本作はシリーズで初めてセリフ付きの成人男性が出たというのも加点要素でしょう。まぁこれは今までのシリーズに何故か出なかったってのがおかしいだけだけど…(そもそもいたとてどう使うねんって話でもあるけど)
また、OPやED、挿入歌などの曲も良曲揃いなのも見どころでしょう。
私が特に好きなのはOPの「幻日ミステリウム」や1話の「Far far away」、EDのカップリング曲である「SILENT PAIN」です。
不満点
ただ、やはり歴戦のスクールアイドルとも言えるAqoursのキャラを使っておきながら、ストーリーの中身がスカスカで設定や世界観もガッタガタ、主人公のヨハネとその飼い犬のライラプス以外のキャラの扱いが酷いという有様で、ハッキリ言って「ラブライブ!サンシャイン!!」Aqoursへの冒涜とさえ感じてしまうでしょう。
まずはやはりストーリーの中身ですが、日常系とシリアス系とも言い切れないようなあやふやな方向性なストーリーなのもあってマジで何を見せられてんのかがよく分からなかったです。
各EPがどういう話だったのかを一言コメントでまとめるとすればこうなります。
- 1話…つかみの弱さは否めないが異世界モノでもラブライブらしさのあるそこそこ良いスタート
- 2話…主人公のヨハネが幼馴染の花丸の仕事に対して舐めたような発言を吐くがそこ以外は良い
- 3話…Aパートが「スタッフのヤツらは危ない薬でもキメたんか?」とさえ思える激寒ヒーロー風演出、Bパートはマリが出てきててそれなりに悪くはないが逆に言えばマリがいなければクソ回だった
- 4話…ただの職場体験
- 5話…数少ない良心回。背景描写の甘さは多少感じたけどマリが心開いてく話は良かった
- 6話…あろうことか主役をリコにした上で5話のコピペみたいになってる。マリは魔族だったから除け者云々の話は共感できたけど、リコは純人間だからただのメンヘラにしか見えない…
- 7話…異変そっちのけでヨハネと他8人で女子会!そしてルビィが巨大化してるのに全員放置!
- 8話…祭りの中にぶち込まれる無駄に尺の長い杖探し回。なおライブパートでは杖は使わなかった模様
- 9話…無駄に長い迷い犬探し
- 10話…スパスタ2期でも見たような主人公をやたら持ち上げるような退屈な展開&久々に顔出した異変くん
- 11話…屈指のクソ回。異変自体はヨハネのせいじゃないのにヨハネは何故か「自分のせい」だと言い急にヘラる。そして異変の真っ最中に「ハゲ増す会」という名目のパーティーをやりだす狂気。
- 12話…回想シーンの在庫処分セール&唐突に無から生えてきた「ヨハネとライラプスは鑑写し的な関係である(神様とピッコロ大魔王的なものと思ってくれればいい)」という設定
- 13話…よくわからんまま異変解決、そして聖雪をちょい役で出して雑に完結
という感じで全体的にまともに見れたのが1話や5話くらいしかないという体たらくです。
それでいて異世界ファンタジー系にしたくせに、やたら原作に忖度したかのように思える程ファンタジー要素が極薄だったし、ネタにできるシーンすらもないのでマジで語るのに困ります。
相当語彙力も高くトークスキルもピカイチの人だったらこのストーリーについて熱弁できるのでしょうが、私みたいな語彙力クソザコでコミュ障な弱者男性には無理です。ダレカタスケテー
また、個人的に一番酷いと感じたのが、主人公のヨハネが津島善子の良かったところが全てなくなってるただのクソガキになってるし、ライラプスをやたら持ち上げてる様も正直気持ち悪いし、それでいて他8人、特に原作主人公であるチカの扱いが露骨に酷いところです。
まずヨハネに関しては、
「Aqoursの1年生の中、なんならAqours全体で見てもトップクラスの美人」
「容姿は最高でありながら厨二病を拗らせているのでやや残念美人なところがある」
「慌てて走ってる時に人にぶつかっても『すみません』と言えたりする優しい善い子」
という津島善子にあった魅力が全てなくなっており、ただのわがまま言ったり不貞腐れたりするクソガキと化していてこれが非常に残念です(1つ目に関しては作画が変わったのもあるけど)。
言うなれば「味の抜けたガムみてーなヤツ」と言っても良いでしょう。
また、ライラプスについても、たかが本伝サンシャイン2期5話というしょーもない1エピソードから派生したキャラの分際でやたら贔屓目にされてるのも正直良い印象ではありません。
漫画版では言葉は喋らないただのヨハネをサポートするだけの存在だったからまだマシでしたが、アニメ版では何故か急に喋るようになった上に、他8人を押しのけてまで良いように扱われているというのが個人的にはダメでした。
その後の幻ヨハの展開も、「お前は生類憐みの令を発した徳川綱吉か?」と言いたくなるくらいにライラプスに異常な執着心を見せつけていたし、果てにはペットの癖して誕生日まで設定されてる始末です。
犬ごときが高咲侑やニジガクの生徒会副会長などを差し置いて先に誕生日設定貰えてるとか生意気だな?
そして、ヨハネや犬ばかりが目立ったもので他の8人、特に本伝サンシャインでは主人公だったチカの扱いが正直酷かったと言わざるを得ないです。
チカに関しては他8人の中でも群を抜いて描写が薄く、なんなら「ミリオンダラー」とかいう共感性羞恥心を覚えてしまいそうな痛々しいヒーローごっこをさせられていてこれがもう無理でした。
チカは本伝サンシャインでも決してめっちゃ良いキャラではありませんでしたが、幻ヨハ版はそれすらも冒涜し兼ねないくらい最低な作りでした。原作主人公の扱い方か?これが…
チカ以外に関してはマリはまだマシなキャラでしたが、ハナマルは犬にヒロイン枠取られてるし、ダイヤもチカ同様によくわからないヒーローやらされてるし、ルビィはバイク憑依や巨大化の謎が最後まで明かされなかったし、リコは6話で謎のメンヘラ拗らせてたし、ヨウやカナンはシンプルに描写が薄くてヨハネと犬以外の8人は舞台装置も同然になっています。ふざけているのか?
とまぁこんな感じでここまで色々書きましたが、折角キャラデザは可愛いし曲も良いものが揃っているというのに、設定や世界観がガッタガタな上に虚無なストーリーで見ていて「オレは何を見せられてんだ?」とさえ感じてしまうような出来なアニメだなと思いました。
私が思うに、多少微妙なアニメがあることで良いアニメの良さが引き立つところもあるのでアニメの出来がどれもこれもナンバーワンである必要はありませんが、それでも最低限でもオンリーワンの要素、いわば「ここでしか得れない栄養素がある」とまで言えるような要素は何かしらあるべきだろうとは思うので、そういうのがあるようには思えないこのアニメは一体どこの層に向けたアニメなのかが全く分かりません。
曲や作画は好みの問題にもなるのでともかくとして、Aqoursのキャラが動いているのを見たいなら正直2期以降はお粗末ではあるけど本伝サンシャインを見ればいいし、異世界ファンタジーを見たいなら他所の同ジャンル作品でもっと面白いのがあるしでわざわざこれを選ぶ理由がありません。
同じラブライブ!シリーズ内でも、未だに最悪として語り継がれているスクスタ2ndシーズンはアニガサキ2期の原作としては良い仕事をしてたし、「史上最低のラブライブアニメ」として2022年夏に君臨したスパスタ2期ですらネタにできるシーンもあれば「可愛い2期生やエロいかのんちゃんが見れる」というここでしか得れない栄養素があるのに、これら2つみたいに極端な不快要素はないけどかと言ってずば抜けて良いと思える点もないので、いわば「毒にも薬にもならない」ようなアニメとなってるのもまた没個性感を加速させているでしょう。
正直こんなアニメで喜ぶのはクソアニメ叩きに命をかけている狂犬か、あるいは「スタッフ様や運営様への批判絶許マン」や「スクスタとかいう黒歴史持ってる癖に人気になってる虹ヶ咲気に入らないマン」みてーな頭ザマスな化け物のどちらかしかいないでしょう。
見るのはアリ?ナシ?
ナシです。
オススメするにせよ、「約390分をどうしても無駄にしたい人」や「綱吉運営様御用達の犬で致したい人」くらいにしか勧められません。
まとめ
以上です。
そろそろTVアニメオフィシャルブックの発売が近くなったのでこれを機に改訂しましたが、やはり冷静になって見るとネタにできる要素すらも何もないガチの虚無でしかないなと思いました。
所詮はAqoursの延命措置…むしろ延命措置になってるかすらも怪しいレベルで何がしたかったのかが一切分かりません。
オフィシャルブックは「スタッフ陣のロングインタビュー付き!」とのことですが、こんなしょーもないアニメでそんなに長く何を語るのかが疑問でしかないです。
まぁこれは実際に買ってレビューしてみるけど…(以前もスパスタ2期のオフィシャルブックをレビューしたことがある)
ただ、ゲームの評判は良いらしいし、漫画版も徐々に面白くなっている様子ではあるので、そこはせめてもの救いでしょうか。
まぁ一番人目につきやすいアニメが虚無だしそもそもコンテンツそのものが話題にすらなってねぇけどな!
※2024/7/1追記
劇場総集編をやることが決定したようです。正気か?
投稿日:2024/2/7