瓶詰の入った買い物袋で…

真っ青な顔をして、慌ててハンガーから引きちぎるように洗濯を取りこむ私に、どうしたの? と妹が聞いてきたが、答えられなかった。

父も帰っていて、お風呂からあがってきた。その時、あとから帰ってきた母が靴も脱がずに入ってきて、買い物してきたスーパーの袋を私の顔に振り下ろした。当時よく食べていた大きな瓶詰めのイチゴジャムが入っていたようで、左の頬骨からとても鈍い音がした。頬はみるみる腫れあがった。2発目は顎に当たった。父の目の前で起きたことに衝撃だったであろう。母を羽交い絞めにして止めに入り、「どうしたんや!」と聞いていた。母はヒステリックに「離して」と怒鳴って辺りの物を全てひっくり返した。

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「この嘘つきが! この子親にうそついて遊びにいっとんねん! こんな時間まで!」

「嘘」というのは、私が朝言った「今日部活で遅くなる」ということを指していた。