バスケ部に入部すると…

結局、バレーの強豪校ではなく、地元の中学に進学した。そこでも母は私をバレーボール部に入れると決めていた。そこには一つ上のジュニアチームだった先輩もいたからだ。ただ、幸か不幸か、バレーボール部が部員数割れで、試合にも出られず、ほとんど機能していなかった。そこで先輩たちが入部しなよと誘いに来た。私が入れば試合に出られるからと言う。かなり悩んだけれど、小学校で私をいじめていた子もバレー部を見学に来ていた。絶対一緒になりたくない。

小学生の時に嫌がらせられた同級生と同じ部活には絶対入りたくなかった Photo by iStock
 

そこで「部員数が足りないからバレー部には入部できなかった」と母に伝え、さらに「バスケ部に入部届を出してしまった」と話した。
その瞬間、そこら辺にあったものが手あたり次第飛んできた。

「ここまで育ててあげたのに、言うことを聞かない」
「バレーボールが有利にできる体になるよう気にかけ、食べさせてきたのに、無駄やわ。もう食べなくていい」

ケガした時と同様、そこからしばらく口を聞いてもらえなかった。

実際バスケットボール部に入部すると、そこは大所帯クラブで、同学年だけで20人以上がいた。試合に出られるのはたった5人、ベンチにも入れないような部活だったけれど、母に見張られ殴られることもないだけで、十分楽しかった。しかし部活で必要なものを買うたびに嫌味を言われ続けた。