月面着陸50年 知って得するあの映画の舞台ウラ

NASAは非協力的も…実際は映像使えた不思議 1977年公開「カプリコン1」

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「カプリコン1」(ピーター・ハイアムズ監督)はフィクションだから正確にはSF。公開は日本が1977年で、米国は78年。その内容もさることながら、さまざまな憶測が乱れ飛んでいる作品だ。最初NASAは製作に協力的だったが、内容を知って拒否したことは有名だろう。

有人火星ロケット・カプリコン1の打ち上げ直前、乗組員3人はひそかに降ろされる。生命維持装置が故障したためこのまま打ち上げれば危険だが、中止では予算が削られる。だから打ち上げは成功したことにするというのだ。

火星探査や地球との交信をスタジオで行い世界中に発信する。捏造は成功かに思えたが、地球に戻ってきたとき帰還船は爆発してしまう。こうして3人の飛行士は存在しえないものとなった。

しかし新聞記者(エリオット・グールド)が疑念を抱き事実を調べ始める。すると何者かが彼を殺害しようとする。また飛行士たちにも危険がせまる。察知した3人は逃亡するが…。

宇宙飛行士ブルーベイカー役のジェームズ・ブローリンは歌姫バーブラ・ストライサンドと結婚したが、彼女の最初の夫は新聞記者役のエリオット・グールドだから不思議な縁だ。

ブルーベイカーは最後に助かるが、他の2人の飛行士や隠蔽に加わった撮影スタッフの消息は不明なだけに、ハッピーエンドはおかしいとの指摘は多い。

一説によると、NASAが非協力的になったのは、アポロ11号の月面着陸がやらせだと思わせる内容だからだとの噂が広がった。歴史的な月面着陸をスタンリー・キューブリックに政府が撮影依頼したという噂があったのも事実。

ただ非協力的なのに、サターン5型ロケットの実際の打ち上げ映像を使えたのは不思議だ。

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