タワーって高い

現在東京タワーRED°で開催しているタワばら。

今はもう7本目のタワーで、これまで全国6本のタワーに謎解きイベントを仕掛けてきた。

それもあって昨年の秋頃（大宮でやったホテペト公演が終わってすぐ）から全国のタワーを実際に視察して謎解きを作りにいって。最近は東京タワーにも制作で何度も足を運んでたんだけど、
やっぱり高い。タワーって高い。

まだまだ小さいな自分は。
って思った。

東京タワーなんて下から見上げるととにかく高くて。
もうてっぺんが見えないくらい。
向かう途中の道からはあんなに綺麗に見えてたてっぺんが見えなくなっちゃうんだよ。

東京の青空の中に凛としてそびえる東京タワー。
めちゃくちゃかっこよかったなって今でも思い出すし写真も取ったからおすそ分け。

でもね、遠くから見る東京タワーって、周りのビルとかのせいで全体は見えないんだよ。特に下の方。
なんでそんなに高いのかとか下の方がどう建ってるのかとかって分かんないんだよ。
もはや先端だけが浮いてるのかもって思っちゃうくらい。

だから東京タワーの全体を見るためには、東京タワーの造り方を知るためには、近くの同じくらい高いところに登るか、ものすごく近くに行って見上げなきゃいけないの。

これまで僕はずっと高いところに行きたいな〜って生きてたのね。
だけど、高いところに行くと遠くの人から見えるのはは上辺だけ。全体像を見てもらえなくなっちゃうのかなって寂しくなったの。
やっぱり高けりゃ高いほど目に付くだろうし、ほかより飛び出たところだけを見て、時には指を刺されることもあるかもしれない。「下なんて何も無いよ。たまたま浮いてるだけでしょ」って。

最近のSNSとかでこういう光景よく見るから嫌になっちゃうよホント。
飛び出てるところだけ見てあることないこと言ってさ。

もちろん、遠くから高さを褒めてくれたり、凄い！と驚いてくれたりする人もいるんだけどね。
そういう人はきっと自分も高いところへ行こうとしてるから、きっと下の方の組み立て方とかも知ってるんだろうね。

でも、そんなネガティブなお話だけじゃないよ。
あんなにカッコいい東京タワーから教わったのは。

そんな風潮だからこそ、
だからこそ、高いところ目指さなきゃなって。

遠くからでもすぐわかるような飛び抜けた高さと、綺麗な青空やビル群にも溶け込まないくらいハッキリした他にはない色をもっていれば、いつか東京タワーみたいになれるかもしれない。
そしたら遠くから気が付いた人たちが下に集まってきて、一緒に同じ景色を見に来て、綺麗だねって笑い合えるのかもしれない。

素敵だな。

ビッグマウスなのは百も承知で、そんなタワーになってみたいなって思った。言うだけタダだし。

それじゃ、

タワばらの告知のつもりではなかったんだけど、
めちゃ面白く作れたからみんな遊びに来てね。
って言っとく。言うだけタダだし。