オスプレイ “用地使用は違法” 住民訴訟が結審 3月に判決

陸上自衛隊の輸送機、オスプレイの佐賀空港への配備計画をめぐり、駐屯地周辺に整備される排水対策施設の用地の使用を県が国に許可し、使用料を免除したことは違法だなどとして、住民が県を訴えた裁判は24日、結審し、ことし3月に判決が言い渡されることになりました。

この裁判は、佐賀空港へのオスプレイ配備計画に反対する住民40人が起こし、駐屯地の周辺で漁業に影響を与えないよう整備される排水対策施設の用地について、県が空港条例に基づいて土地の使用を国に許可し、使用料を免除したのは条例の解釈に誤りがあるなどとして、県の違法性を確認するよう求めています。

24日、佐賀地方裁判所で開かれた3回目の口頭弁論で、原告側は改めて違法性を主張したうえで、山口知事の出廷を求めた一方、県側は訴えを退けるよう求め、知事の出廷は必要ないと主張しました。

裁判は24日で結審し、判決はことし3月21日に言い渡されます。

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