高知大学 50代教員を停職処分 部下の教員にパワハラ行為
高知大学の50代の男性教員が部下にあたる教員の人格を否定する言動を繰り返すなどのパワハラ行為を行ったとして、大学は男性教員を24日付けで停職5日の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは高知大学に勤務する50代の男性教員です。
高知大学によりますと男性教員は部下にあたる教員に対して、教員やその家族の人格を否定するような言動を繰り返し行ったり、ほかの大学の関係者に教員を悪く印象づけるような行為をしたということです。
さらに複数回にわたり必要な説明を行わず、部下にあたる教員の名前を論文の共著者から外すなど、研究者としての人格を傷つけたとしています。
大学は被害を受けた教員からの相談を受けて事実関係を確認した結果、これらの行為がパワハラにあたるとして男性教員を24日付けで停職5日の懲戒処分としました。
大学によりますと男性教員は一連の行為のうち一部については認めていないものの認めている部分に関しては反省しているということです。
高知大学の受田浩之学長は「このような不祥事を起こしたことは誠に遺憾であり深くお詫び申し上げます。教職員に対するよりいっそうの意識啓発を図り、再発の防止に努める所存です」とコメントしています。