トランプ氏も第1期政権当時、公開を約束して、文書の一部が公開されたが、多くの文書は秘密のベールに包まれたままになっている。
今回、新たに機密が解除されれば、最大の焦点は「ケネディ大統領暗殺事件の通説を覆すような新事実が明らかになるかどうか」だ。
事件を調査したウォーレン委員会の報告書によれば、元海兵隊員、リー・ハーベイ・オズワルドの単独犯行とされ、オズワルドは逮捕の2日後、実業家のジャック・ルビーによって警察署内で殺害された。
だが、AP通信は「世の中を驚かすような新発見の証拠を求めている人々は、がっかりするだろう」という専門家の意見を報じている。「オズワルドの単独犯行説を、ひっくり返す展開にはならない」との見方だ。
私は事件の真相もさることながら、トランプ氏が機密指定の解除を求めた思惑に興味をそそられる。
トランプ氏はなぜ再び、この話を持ち出したのか。
それは、彼が公約に掲げている「ディープ・ステート退治」と関係があるように思える。
ディープ・ステートとは、司法省やCIAやFBI、国防総省、国務省、ホワイトハウスなどの政府機関や、経済界、シンクタンク、大学に巣食っている非公式なネットワークのことだ。