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17 情報

☆前回のあらすじ☆

ドS女王様とご対面

プリンチェをと一緒に粉塵爆発によって体が廊下に投げ出された。すかさず右手に銃をもって止めを刺しに行く。


「あなた、正気とは思えないわ」


「はぁ、はぁ、正気じゃないよ」


銃を構えるとるとプリンチェは逃げ出した。逃がすまいと後ろから2発撃ったが外れてしまった。走りながらリロードする。


「(今はとにかく逃げないと…魔力が足りない)」


制作室に追い詰めた。


「あなた頭おかしいわよ、毒に侵され大火傷を負ってそれでも殺しに来るなんて…」


「そうだね…でももう限界みたいだ、脚に力が入らない」


脚が痺れその場に座り込んでしまう。


「ははっ…私は逃げるわ」


「無理だと思うよ。この体勢でもハンマーを起こして引き金を引くことは出来る。それに窓の外を見てみな」


プリンチェが外を見ると何者かが弓でこちらを狙っている。


「それだけじゃない。俺のブロードソードは今、どこにあると思う?」


「………は?」


プリンチェは目の前の人間が何を言いたいのかが理解できない。しかし、すぐに答えがわかった。


失礼な剣技(ボランスフェルム)


制作室の壁が見えない斬撃によって斬り壊された。そしてビキニアーマーの上に羽織ったコートがマントのようになびく。


「廊下に縛られた女性がたくさんいた」


プリンチェは少しずつ後ずさりする。レリンは少しずつ距離を詰める。


「不法に女性を奴隷にして売り飛ばしていたでしょ」


「………ごめん…なさい」


剣を構えたレリンの肩をふらふらしているアスペラが掴み攻撃を止めた。


「まだ殺さないで...聞きたいことがあるから」


アスペラはプリンチェをロープで縛り制作室に引きずり込んだ。その後を追って皆中に入る。


「勇者さまは人を殺したことがありますか?」


「………ある」


「では尋問や拷問の経験は?」


「ない」


「…そうですか、勇者さまは先に帰って休んでいてください。ヴィスさんは勇者さまを宿まで運んでくれますか?」


「ああ、任せろ」


ヴィスにおんぶされ宿に戻る。廃印刷所ではアスペラとレリンがプリンチェを尋問し始める。


「あなたは魔族だから指をへし折っても、爪を剥がしてもすぐに治ってしまう。故に野蛮ですけどダガーナイフで体を解体していきます」


「…おとなしく話すわよ」


「そう…あなたの名前と固有魔法の効果は?」


「名前はプリンチェ、固有魔法は『三銃士(テリスセルボス)』効果は3人の対象を視界に入れて詠唱すると自分に服従させることが出来る」


「強みと弱点は?」


「強みは自分の魔力を3つの戦力に分散して、服従させた対象を強化できること。弱点は三銃士(テリスセルボス)を発動している間私が魔法を使えないこと」


本題に入る。


「あなたは配下帝を知ってる?」


「知っているわ」


「何体いる?」


「過去30年以内に2体殺されたと聞いた。だけど人数はわからない...」


プリンチェは汗をダラダラ流している


「知っている配下帝とその固有魔法は?」


プリンチェの口がかたまる


「言え…ない…です」


ストン


レリンがブロードソードでプリンチェの左手を切り落とす。


「うっ…どうせ殺すのでしょ。一思いに殺してちょうだい」


プリンチェは静かに体を震わしている。


「(痛めつけるのは無駄ですね…どうしよう)」


プリンチェが静かに口を開く。


「配下帝の固有魔法について話すとどうなるのか見せてあげるわ。まず一番近くにいる配下帝は、フクロ………」


プリンチェの穴という穴から血が流れ出す。全身の毛穴や目、耳、口、肛門や女性器から出血し、あっという間に死亡した。


「これも誰かの固有魔法でしょうか…」


アスペラがプリンチェの体を観察する。


「レリンは疲れたから帰るね。あとこの剣返しておいて」


「拐われていた人達の解放を手伝ってくださいね」


しばらくして宿に帰ると、すっかり元気になった勇者がいた。


「お帰り、お疲れ」


紅茶を淹れアスペラに差し出す。


「ありがとうございます。怪我は大丈夫ですか?」


「少し頭が痛いけど大丈夫だよ、アスさんは?」


「大丈夫ですが…なにも有益な情報は得られませんでした」


「まあ、また明日から頑張ろう」


薬を買いに行っていたヴィスとキノコちゃんも帰ってきて今日はもう眠ることにした。

翌朝、宿を出発し港へ向かう馬車に乗った。


「勇者さまは馬車に乗るのは始めてですか?」


「始めてだよ」


2時間ほど乗ると港に到着した。


「お客様方、到着しましたよ」


ついにこの島からはなれる。

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固有魔法

固有魔法の恐ろしいところは、詠唱発動型の固有魔法であってもどんな効果なのかが判りづらいところである。

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