「くじらの町」として知られる和歌山県太地町で、今季の沿岸小型捕鯨が始まった。捕鯨船「正和丸」(15・2トン)が出漁し、初日の5日にはさっそく、大物のマゴンドウ(コビレゴンドウ)2頭が水揚げされた。昨年は初出漁から12日後の5月17日に捕獲されたが、今季は初日から幸先のいいスタートとなった。
マゴンドウ2頭はオスで、体長はいずれも約4・7メートル、重さは1・7~1・8トンという。
同船を所有する下道水産(北海道網走市)によると、5日午前5時に太地漁港を出港。同11時40分ごろに太地沖約10キロでマゴンドウの群れを発見し、約2時間かけて2頭を捕獲した。午後4時ごろ同漁港に戻り、すぐに解体された。
法花正志船長は「今季は初日から大物を捕獲できてよかった。まだ他にクジラの群れを見たので今後も期待したい」と話した。沿岸小型捕鯨は、国の許可に基づいて決められた捕獲頭数で行っており、漁期は8月末まで。