カップリングパーティ編 ②
テーマ:結婚準備
カップリングパーティ当日、開始10分前に会場に到着した。かなえは既に会場に到着していたが、無視した。男性は俺を含めて4人、女性はかなえを含めて2人いた。そのまま開始時刻になった。
司会:すでに開始時刻なっておりますが、複数名遅れている方がいらっしゃいますので、開始時刻を遅らせます。プロフィールカードを書きながら、お待ちください。
全員(男性7人、女性7人)そろったのは20分後だった。遅刻してくる奴らばっかりで最初から不快だった。
プロフィールカードとは、自分のプロフィールを記載するカードだ。プロフィールカードを女性と交換し、会話の足掛かりにする。結婚相談所とは違い、証明資料の提出は求められないようだ。多少、盛ってもいいかな。
名前:ともたろす オダギリジョー
出身地:石川県 ニューヨーク(アメリカ)
学歴:早稲田大学卒 ハーバード大学卒
職業:銀行員 外資系金融機関
年収:1000万 1億円
趣味:推し活 ランニング
麻雀 サーフィン
おなにー スノーボード
この世に存在しない人物が誕生した。
パーティが開始された。席は簡易的なパーティションで区切られており、他の方との会話があまり聞こえないようになっている。自分の会話に集中できる環境は良いと思った。最初に話した相手はかなえだった。
とも:よろしくお願いします。
かなえ:よろしくお願いします。
プロフィールカードを交換
かなえ:え?何これ?プロフィールが全然違うじゃん!
とも:全然違うって何だよ。
かなえ:適当にプロフィールカード書いていると怒られるよ?
とも:誰に怒られるんだよ?
かなえ:スタッフさん。そもそも名前が違うし。
とも:プロフィールカードって回収されんの?
かなえ:されるかもしれない。
とも:何か文句言われたら、「すみません、名前間違えました」って言うよ。自分の名前を間違える人なんかたくさんいるでしょ。
かなえ:いないと思うけどなぁ。いいのかな?これ。
とも:怒られたくないから、名前だけ書きなおすわ。
かなえ:全部書き直したほうがいい。真剣にやらなきゃダメだよ。
真剣・・?
俺はもう真剣に働きたくない
続く



