先日の「店員の説明と実際の仕様に相違のあった品」の返品は購入日の翌々日にこなし問題なく終わったが、わかってはいたもののやはりただふらふらとそこらへんの電気屋に行っただけでは目的と合致する機能の品が(これまで使用していたただひとつを除いて)売っておらず、結局今回壊れたものと同じもの、つまりこれまで使っていた型を買うことになった。
製造は去年の新しいものだったよ。
しかし返品にあたって同額返してくれるだけでなんの補填も無いんだな。
せめて次回の割引やポイントでもくれりゃいいのにと思うのは傲慢か。
こちらは時間割いて再度通っているというのにな。
且つ、その品を手元に置いている間は不便な暮らしを強いられたというのにな。
こちらのミスならばなんの詫びも無いのは当然だし、返品できるだけでもありがたいが、そうではない。
今回はあちらの確認不足だからな。
まあ、そこまで目くじら立てているわけではない。
ただ損した気分になっているだけだ。
こんなことで劣化の如く怒る明後日の方向に向かうエネルギーや性分は持ち合わせてはおらぬ。
ところで返品の前に店長からその確認の電話が来たが、そこで想定済みのことを言われた。
儂が買った品の種類に関して「今は自動で切れない(儂が蛇足としている強制的な自動オフ仕様)ものはまずない」と。
たしかに実際その蛇足仕様(儂にとっては蛇足なだけで実態は安全設計)の品が世に溢れていることを儂は知っているので「まあそれはそうですよね」と一旦相手を肯定した。
そののち「しかし条件下でオフにならないものがあるんですよ。実際、これまで使用していたそれ(23年製なので昔ってわけでもない)が壊れたので今回代わりのものを買いに行ったんです。だから自動で停止しないものをお尋ねしたわけです」と返すと「左様でございましたか、それはこちらの勉強不足でした」と焦っておられた。
勉強不足か。
まあそのとおりだな。
実際に存在しているのだから「自動で切れないものはない」なんて講釈を垂れるもんじゃない。
ただの言い訳だろう。
そしてその言い訳は機能していない。
因みに「(儂が使っていたそれは)どこのメーカーですか」と問われたので、明確に答えておいた。
儂は嘘は言っていない。
もちろん捉え方によっては相手も嘘は言っていない。
だが知っておくべきだったな。事前に(それは儂も)。
こうして無駄に疲れはしたが、帰りのついでに予て買おうとしていた幅30cmのラップと粗挽き胡椒とキシリクリスタル(こいつは嫌う成分が入ってないしミルク味もやさしく、喉もそれなりにましになるので好きだぜ)も買えたので、まあいいぜい。
そんなことより本当に書きたかったことは市販の出汁がうまかったことである。
儂が嫌っている出汁が手元にあった。
なぜ嫌っているのか。
不味いからだ。
残念ながら、儂の好みに合っていないからだ。
鶏系の旨味がなく(鶏出汁ではないので当然だ)、もあっとしており、無駄に甘いからだ。
火を通すとそれなりに食える味になるのは知っているが、それでも気に入らぬ。
それを使うくらいならば他のを使ったほうがよい。
だが今回、気が向いたので「まあ使ってみるか」とその白出汁を使い、ごま油を引いたフライパンで焼きそばを焼いた。
卵とにんにくと共に。
これが驚くほどうまかった。
なんだようめえじゃねえか!
儂の認識の甘さを改めた。
おそらく、以前よりはましになっているが未だ鼻が効きづらいことで、臭みがわからなかったのかもしれぬ。
調べるにこの嗅覚の状態だと匂いに由来する風味はわからないがそれでもうまみはわかるそうなので、つまりそういうことだ。
実際に、一瞬鼻が通った時には安っぽい麺のもあっとした匂いとごま油の強烈なもあもあ臭を感じた。
それでもうまかったがな。
これまで常用していた贔屓の白出汁が一年以内に若干不味くなった(味が変わった気がする)こともあり、こちらの方が相対的にうまく感じてきたか。
それともこちらも味が改良されているのか。
はたまた儂の味覚が変わってきたか。
いずれの可能性も十分に考えられる。
その後、食い足りないのでもつ煮をこさえた。
いや、煮るまで行っていない。
時間が全く足りていない。
これでは火が通っただけのただのもつ鍋である。
今回も先の出汁、同メーカーのめんつゆ、にんにく、かつおぶし、唐辛子ソース(食わん方がいいが煮れば辛味は軽減されるのでセーフ)、白菜 しょうが削ぎ落とし、もやし、青と白の葱沢山、そしてもつでこさえた。
わかめはなし。
入れればうまかろうが、味の方向性が変わってしまうと思ったため。
もやし葱らを後から入れたこともあって、それらが煮えきっておらずうまい。
うまい、が…豊かさに欠ける。
味噌がなかったからだ。
あれば入れたのものを。
これが昨日のこと。
本日、時間の経ったもつ煮を喰ってみたが、喰える味ではあるがこくがねえなあ。
いや、うまみは多分にある。
だがねっとりまったりした味がないということだ。
味噌とみりんが望まれる。
そして相変わらず紅茶ゼリーはうまい。
日東紅茶は儂の贔屓である。
して先程も件の出汁でわかめうどんをこさえてみた。
本当に今日もおいしく感じるのかと。
途中から大葉も入れてな。
大葉は別途蒸しているひきにくと喰うつもりでうどんにぶち込んだ。
なぜならそのままでは青臭すぎてくどすぎる。
故に軽く火を通す。
さすれば豊かな香草味だけ残る。
わかめうどんに大葉は悪くないものの、そこまで合わなかったな。
その軽くしなびた大葉でひきにくを件の出汁で喰うと…
いやあ~まじでうまいじゃねえか。
ほとんど邪魔な味がしないよ。
勿論出汁特有のもあもあ感と余計な甘みはあるが、生でかけた(うどんのは加熱)にも関わらずおいしく喰える。
やはり出汁の味が変わったか。
これまで嫌って悪かったよ。
別に悪いってことはないがな。
それにしても毎回しょぼい食事だ。
うまいはうまいが、手が込んでおらずしょぼい。
完全に嗅覚が戻ればまた不味く感じるのかな?
それは不幸なことである。
儂は常日頃鼻が効くたちなので、効かない生活はそれはそれで神経が揺さぶられず楽であった(今日は7割戻った)。
ただ、匂いに左右されないのは楽だが、それでは危険を察知できまい。
ところで、なんだか儂はだんだん感性が粕になってきたのかもしれん。
特に感動も何もないただの掲示板の書き込みで涙が出てしまった。
宇宙にある無限の星のひとつ
というような書き込みであった。
人の精神(魂)を称してその書き込み。
これも儂が普段涙するスケール感、つまり惑星や人類の営みに通じはするが、内容としては全く大したことがない。
これほど儂は弱くなったか。
陳腐になったか。
と老成したようなことを抜かしているが、歳を重ねるごとに小童へと後退もしている。
いや、後退していると言うよりは、餓鬼の性分が抜けていない、むしろリミッターが外れそれが露呈しつつある。
と大袈裟な書き方だがなんてことはない。
餓鬼の頃に兄弟と笑い合い騒いでいた独自文化、つまり身内にしかわからんネタを未だにほざいているだけだ。
おっさんキャラの掛け声とか。
へいっ あ゛っ ふあ~
儂の中の餓鬼が目覚める。
むしろ常時覚醒している。
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