ラズウェル細木の家呑みレシピ

焼酎お湯割りで深まる秋の旨味 手で裂いたりちぎったりすると食感アップ 「山かけきのこ」

「山かけ」といえば、ぶつ切りにしたマグロの刺し身に山芋のすりおろしをかけた居酒屋の定番料理です。海のマグロに、山の山芋をかけるから「山かけ」というわけ。マグロと山芋の相性が良く、この組み合わせを発見した人は偉いですねえ。

しかし、最近マグロもお高く、買い求めるのをためらうこともしばしば。そんなときは、マグロの代わりにお安く手に入るきのこを使ってみましょう。山のものに、さらに山のものをかけることになるので、「山山かけ」になりますが、お味のほうは請け合います。きのこは単品でもいいですが、何種類か混ぜるとさらに美味しくなります。

山芋は、自然薯、大和芋、イチョウ芋、など色々ありますが、最も一般的な長芋がおすすめです。お安い上にきのことの絡みも抜群。レシピは以下の通りです。

(1)好みのきのこを数種類、食べやすい大きさにカット。(写真はシイタケ、ブナシメジ、エノキダケ、エリンギ) (2)フライパンに油を熱し、きのこを入れてサッと炒める。 (3)市販のめんつゆを少々回しかけて、水分がとんだら火を止めて器に盛る。 (4)長芋をすりおろし、きのこの上にかける。 (5)ウズラの卵を落とし、ワサビを添えて、青海苔をかけたら完成。

マグロの山かけは醤油をかけて食べますが、きのこにめんつゆで味をつけてあるので、そのままどうぞ。きのこは手で裂いたりちぎったりすると、山芋が絡みやすく食感もアップします。トッピングのウズラの卵、ワサビ、青海苔は、他に、焼き海苔の細切りや青じそのせん切りなども。

合わせるお酒は、「極上〈宝焼酎〉」のお湯割りです。バラエティーに富んだきのこの旨味となめらかな口あたりの長芋とのマリアージュを引き立て、秋の晩酌がいっそう味わい深いものになりましょう。

■極上〈宝焼酎〉

厳選した樽貯蔵熟成酒を3%ブレンドしたひとクラス上の甲類焼酎。“極上”ならではの飲み飽きないまろやかな口当たりと芳醇な味わいが特長。※お酒は20歳を過ぎてから。

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