ラズウェル細木の家呑みレシピ

お好みの夏野菜で涼感たっぷりの晩酌を 「だし奴」

梅雨も明けて真夏が到来すると、やっぱり冷たいものを欲しますよね。そんなとき手っ取り早いのが冷奴。お安くどこでも手に入る豆腐を冷やすだけですぐ食べられる冷奴は、夏の晩酌の強い味方です。その名の由来は、四角い豆腐を奴さんの法被(はっぴ)についている紋所に見立てたものだとか。ネーミングも粋ではありませんか。

オーソドックスに、醤油や生姜、ネギ、カツオぶしなどでいただくのもいいですが、今回は私の故郷、山形県の郷土料理「だし」と合わせてみました。

「だし」はナスとキュウリというふたつの夏野菜を主材料に、他の野菜なども加えて、細かく刻んで醤油、またはそれに準じたタレをかけるというもの。

何を加えるかは地域や家庭によってさまざまです。オクラやメカブなど粘りの出るものを加える例もよくありますが、私の家の「だし」は、ナス、キュウリ、青ジソ、ミョウガと、いたってシンプルです。これを一例として、オクラ、ピーマン、トマトなど、いろいろお好みの材料を加えてみるのもいいでしょう。レシピは以下の通りです。

(1)ナス、キュウリ、青ジソ、ミョウガを、ひたすら細かく刻む(2)まとめて器に入れ、生醤油をまわしかけて、よく混ぜる(3)冷蔵庫から豆腐を出し、水気を軽く切って器に盛る(4)豆腐の上に「だし」をのせて完成。

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