治療中に10代の女性患者にわいせつな行為をした罪 歯科医師の男に執行猶予付きの有罪判決 札幌地裁
2025年 1月22日 16:01 掲載
10代の女性患者にわいせつな行為をした罪に問われている、札幌の歯科医師の男に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
起訴状などによりますと、札幌市中央区の歯科医師・豊泉裕被告(56)は、去年7月、南区の歯科医院で10代の女性患者の治療中、服の中に手を入れるなどした不同意わいせつの罪に問われています。これまでの裁判で検察側は、豊泉被告が過去数年にわたり、女性患者らの胸を触ったり、下着を見る行為を繰り返してきたなどと主張していました。
22日の判決公判で、札幌地裁の藤井俊彦裁判官は、「歯科医師の立場や信頼を利用した、卑劣かつ悪質な犯行」と指摘。一方で、「事実を認め謝罪の言葉も述べている」として、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。