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2024年12月に実施された沖縄大学の学長選挙で、現職の山代寛学長が2期目の当選を果たし、1月21日の理事会で就任が正式に承認された。山代学長に1期目の振り返りや、2期目に向けての抱負を聞いた。
―1期目について。
「コロナ禍が終わる前に学長になり、対応に追われるうちに過ぎた印象だ。コロナ禍でも学びを止めないよう、オンラインで学習する仕組みを導入し、限られた機会で学生たちにどれだけの学びを提供できるかを考えてきた。また、多くの人の意見を聞いて合意形成を図る大切さを学んだ」
―2期目の抱負は。
「大学が18年に定めた長期ビジョンで『公立化の可能性を多面的に検討する』と書いている。学長選挙の争点にもなり、多くの課題や考慮すべき点はあるが、沖大の存在意義を明確化する意味でも可能性は探らないといけない。将来にわたって地域に貢献できる大学にするため、さまざまな検討は必要だ」
「もう1点はハラスメントが起きにくい学校風土をつくること。残念ながら教職員と学生、あるいは教職員同士などでハラスメント的な問題が発生することが時々ある。学長が先頭に立ち、学外の組織とも連携しながらハラスメントを許さない組織づくりを進めていく」
―沖大を目指す生徒や地域へのメッセージを。
「沖縄大学は地域共創、未来共創の大学を掲げ、さまざまな活動に取り組んでいる。沖縄のために学びたい、沖縄のことを知りたいというニーズに応えていく。学外向けにも多くの講座やイベントを実施しており、多くの人に大学を有効活用してほしい」
(聞き手・外間愛也)
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