川越のアパートで強盗 79歳男性から財布奪い逃走

 22日夕方、川越市のアパートの一室に女が窓ガラスを割って押し入り、79歳の男性を突き飛ばし、現金およそ8万円が入った財布を奪って逃走しました。

 警察が強盗事件として捜査しています。

 22日午後4時40分ごろ、川越市砂の2階建てアパートの1階の部屋に、女が窓ガラスを割って押し入りました。

 そして、この部屋に住む79歳の男性を手で突き飛ばし、現金およそ8万円が入った財布などを奪って逃走したということです。

 男性にけがはありませんでした。

 警察によりますと、逃げた女は年齢が30代から40代で、身長は160センチくらい、体格は太めで、黒髪に黒い服を着ていたということです。

 警察は強盗事件として、逃げた女の行方を捜査しています。

私立高校入試始まる

 県内の多くの私立高校で、22日から2025年度の入学試験が始まりました。このうち、県内で2番目に多い3826人が出願しているさいたま市南区の浦和実業では、試験開始1時間前から多くの受験生が訪れました。

 浦和実業では、午前9時から推薦・一般入試の受験生が国語、数学、それに英語のあわせて3科目の試験を受けました。

 県学事課によりますと、1月14日時点で、生徒の募集を行った県内の私立高校は、前の年度と同じ47校で内部進学を除いた募集人員1万4386人に対し応募者数は、前の年度と比べて2243人増え5万9830人で、平均倍率は4.2倍となっています。

 合格発表は、早い学校で、23日、インターネット上で行われます。

首都直下地震を想定 「埼玉版FEMA」図上訓練

 県は、気象庁や自衛隊などと連携することで災害への対応能力を高める「埼玉版FEMA」の強化に向け、首都直下地震の発生を想定した図上訓練を行いました。

 県危機管理防災センター訓練は、マグニチュード7.3の首都直下地震が発生し、県内では、さいたま市や川口市など都心に近いエリアで最大震度6強を観測した想定で行われました。

 災害対策本部会議では、熊谷地方気象台の担当者が、地震発生後のおよそ1週間は同規模の揺れや、揺れが強かった地域での家屋の倒壊などに注意を呼びかけました。

 このあと、県内の被害状況について、30万を超える世帯で断水が発生したため、自治体からの応援要請を受けて県の浄水場から給水車を派遣し、応急活動に当たっていることなどが報告されました。

 大野知事は報告を受けると今後の支援について「市町村への救援物資の供給が滞ることがないよう、国や市町村などの関係機関と十分連携に努めてほしい」と指示しました。

連合埼玉 国民民主候補予定者と政策協定締結

 ことし夏に行われる参議院選挙に向け、連合埼玉は、22日推薦を決めている埼玉選挙区の国民民主党の立候補予定者と政策協定を結びました。

 午前9時半ごろ調印式では、連合埼玉の平尾幹雄会長と、埼玉選挙区で国民民主党が擁立する新人で県議の江原久美子氏が、政策協定書に署名しました。

 平尾会長は「国政で、働く人の立場に立った制度の実現に向けた取り組みをしてほしい」と期待を寄せました。

 これを受けて、江原氏は「若者への施策や働く世代への施策をもっと充実させたい。埼玉県から元気を出していけるような政策もやっていきたい」と抱負を述べました。

 改選数4の埼玉選挙区は、これまでに自民・公明・立憲民主それに共産が現職4人を、参政が新人1人を擁立する方針を示しています。

大規模な展示商談会 彩の国ビジネスアリーナ

 中小企業の受注や販路の拡大を促そうという大規模な展示商談会、「彩の国ビジネスアリーナ」が、22日からさいたまスーパーアリーナで始まりました。

 ことしの「ビジネスアリーナ」には、県内外から650を超える企業や団体が出展し、独自の技術や製品を紹介しています。

 このうち、川口市で繊維事業などを営む「サイボー」は、1人で組み立てや収納ができる避難用テントを展示していました。

 会場では、企業の優れたDXの取り組みを表彰する「埼玉DX大賞」の表彰式も行われました。最優秀賞を受賞したのは、八潮市で鋳物の製造を行う、「山本工機」です。

 社員の半数以上を占めるベトナム人実習生とのコミュニケーションを円滑にしようと、翻訳ツールを導入したことなどが評価されました。

 また、ベンチャー企業の成長を目的としたビジネスコンテスト「彩の国ベンチャーマーケット」で「県知事賞」を受賞した川口市の武蔵医研は酸素ボンベの酸素が少なくなるとアラーム音で知らせる商品を紹介しました。

 参加者は、ビジネスチャンスにつなげようと、来場者に積極的にアピールしていました。

 「彩の国ビジネスアリーナ」は、23日も開かれます。

特殊詐欺の被害を未然に防げ 武蔵野銀行で研修会

 後を絶たない特殊詐欺。被害を未然に防ごうと、武蔵野銀行で行員が県警から被害防止策を学ぶ研修会が開かれました。

 研修会には、武蔵野銀行の各支店の管理職などおよそ100人が参加しました。

 研修会ではまず、県警生活安全総務課の草野恵正課長が還付金詐欺を例に挙げ、被害者の多くが携帯電話で通話しながらATMを操作していることなどを説明しました。

 また、去年1月から11月までで金融機関の職員が特殊詐欺の被害を未然に防いだ件数が、前の年の同じ時期と比べて121件多い451件だったと伝えました。

 その上で、武蔵野銀行で実際に水際で防いだ事例を取り上げ、怪しいと思ったら勇気を持って声をかけることの大切さを呼びかけました。

 このあと、高齢者が銀行の窓口で高額な現金の引き出しやネットバンキングを開設しようとした際にどのように対応するかを身に付けてもらおうと、実践形式の研修が行われました。

 参加した人たちは真剣な表情で話に耳を傾け、窓口で特殊詐欺の被害を防ぐための方法を学んでいました。

保育園児に「パンダ鉛筆」をプレゼント

 子どもたちに障害への理解を深めてほしいと、三菱UFJ銀行大宮支店は、県筋ジストロフィー協会が作っているパンダが描かれた鉛筆をさいたま市の保育園に贈り園児たちと交流を深めました。

 パンダの絵の部分を持つと、正しい鉛筆の持ち方ができるこの鉛筆は、県筋ジストロフィー協会が制作・販売しています。

 社会貢献活動の一環として三菱UFJ銀行大宮支店が購入し、さいたま市の私立保育園協会に加盟するおよそ150か所に、およそ6200本をプレゼントしました。

 22日はさいたま市大宮区のあおぞらウィンクルム保育園を三菱UFJ銀行大宮支店のスタッフが訪問し、障害の有無にかかわらず、みんな平等であると伝える紙芝居を読み聞かせたり、お金に関するクイズを出したりして、子どもたちと交流を深めました。