イチロー氏、1票差で史上2人目の米殿堂満票逃す 投票しなかった記者は非難にも「これが私の世界」

MLBの公式インスタグラム(@mlb)より
MLBの公式インスタグラム(@mlb)より

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が21日(日本時間22日)、米野球殿堂に選出された。「MLBネットワーク」の番組内で発表された。メジャー史上最多の652セーブを挙げたM・リベラ氏(ヤンキース)以来史上2人目の満票選出が期待されたが、わずか1票届かなかった。

 引退後5年の有資格1年目。日米同時の殿堂入りも史上初の快挙となったが、“ケチ”がついた。公開された投票結果を随時まとめて掲載していた米サイトでは、直前まで全体の54・3%、213票の結果を公開し、唯一の満票をキープしていたが、非公表分で投票しなかった記者がいた。394票のうち393票を獲得し、得票率は99・7%だった。

 野手ではD・ジーター(ヤンキース)に並ぶ最高得票率となったが、この結果には「ニューヨーク・ポスト」紙のJ・ヘイマン記者が「イチローは1票差で満票選出を逃した。(投票しなかった1人は)前に出ろ、バカ野郎」と自身のXで激怒するなど、現地でも波紋を呼んでいる。

 イチロー氏に票を投じなかったのは米タブロイド紙「ナショナル・インクワイアラー」でメッツのシニアビートライターを務めるM・グッデン記者。自身のXで投票用紙を公開し、「メッツファンは気に入らないだろうが、これが私の2025年殿堂入り投票用紙だ。私はこれに多くの考えを注ぎ、投票権を持つ唯一の3度のピューリッツァー賞(米国の新聞や雑誌などの功績に対して授与される表彰)受賞者であることを光栄に思う」と発信した。SNSでも非難にさらされているが、続けて「イチローに投票しなかった唯一の投票者として、私は嘲笑されている。私がピューリッツァー賞受賞者であり、イチローではなくアトリー(フィリーズ、ドジャースで通算1885安打、259本塁打、1025打点)に投票した正当な理由があることを誰も調べようとはしない。自分自身に問いかけてみてください。イチローはダブルプレーを何回完成させたでしょうか?」と述べた。「This is my world(これが私の世界)」という投稿もある。

野球

×