俺たちは永遠に死なない。
京都在住の女性W様から「私は坂爪さんのことが好きなので、坂爪さんも私を好きだと言ってください」と言われた。W様は乗り物酔いをしやすいタイプで、品川の中華料理屋に行った時は比較的グロッキーになっていて「食べられるかしら」となっていた。私は、W様を好きだと言った。W様は「きゃー!」と言って、両手で顔面を覆い、しばらくの間視力を失った。自分で言わせておきながら、W様は言葉の威力にぶっ飛ばされていた。
しばらくしたあとに、W様から「すぐに好きだと言ってくれなかったら、坂爪さんの首を絞めていたところですよ」と言われた。今回はW様がぶっ飛んだわけだが、私がぶっ飛ばされる可能性もあったわけだ。殺るか殺られるかの真剣勝負は、いつ、どこで起こるかわからない。喰うことも喰われることも自然の掟であり、命の祭りである。乱世を生き抜くために、常に動ける自分でいたい。
私は利根川進の魅力を熱弁した。利根川進の魅力を熱弁しても、大概の女性は興味を持たない。だが、南方熊楠が好きなW様は「私も好きです!」と前のめりになった。ああ言う人の目つきをセクシーだなと感じる。あの人は性格が悪いとディスっている人もいたけれど、ちゃんと嫌われているのもいいなと思う。W様は、そのようなことを言った。嫌われることをよしとするW様は素敵だ。
私はどうやら日本的な「もののあはれ」という美意識があまり得意ではなく、感傷や情緒や自意識に飲まれることを拒否する炎のようなエネルギーに魅力を感じる。水も滴るいい男より、血も滴るいい男になりたい。インナーチャイルドとか言っている人を見ると「インナーチャイルドとか言ってんじゃねえよ。インナー原始人だろ」と思う。癒しは卑しい。我らの内なる原始人を目覚めさせてくれるものに、根源的なエネルギーを感じる。
私は概念に沿えない。概念を変えたい。もののあはれを破壊したい。俺たちは永遠だと言いたい。嫌なことを嫌だなと思いながら嫌々やるよりも、俺はこれが好きだと全身で叫びながら生きていけることを示したい。W様は言った。坂爪さんと会ってから、これまではあまりそんなことを考えることはなかったのだけれど、自分にとっての幸せを考えるようになった。坂爪さんといる時は幸せだと思った。そう言って、結局W様は中華料理を全部食べた。好きだと言われたら食欲が開いた、こんなに食べたのは生まれてはじめてのことだと言いながら、W様は自己ベストを更新していた。
おおまかな予定
1月21日(火)東京都品川区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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