Tethys 基金とは
「Tethys (テティス)基金」は、自然環境を守りながら、次の世代へつなげる持続的な教育・啓蒙活動のために使ってもらいたい、という想いを込めて設立しました。この基金は、日本フィランソロピック財団(以下、財団)へ提供し た現金寄附をもって設立され、基金を運用して運用益で助成事業を行います。事業基金が運 用益でまかなえない場合は、基金を取り崩して助成する「継続型(ハイブリッド)型テーマ 基金」として運営されます。
Who we are
10年前、地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)に関するドキュメンタリーを見たのを機に、私の考え方は大きく変わりました。そこには、気候変動だけでなく、生態系全体が危機に瀕しているという厳しい現実が映し出されていました。地球上の生命は危機に瀕しており、人類に責任があるという気づきは、私にとっての大きな転機となり、より持続可能な生き方を探求するために、さらに学びを深めるようになりました。それ以来、私は同テーマの国際会議やポッドキャスト、研究論文などに没頭し、より持続可能な生き方を探求してきました。
しかしながら、変化が激しく複雑な現代社会において、大きな影響を与えることができる方法を見つけ出すことは非常に困難でした。そのような背景の中、 2020年、私は石垣島に移住することを決意しました。石垣島は、様々なポテンシャルに満ち溢れている自然豊かな美しい島です。ただ、持続可能性という面では世界と比べてもまだまだ発展途上な島です。私は、移住する前より20年にわたり、大好きなこの島を何度も訪れました。私は石垣島を訪れるほどに、この島が秘めるこれからの変化の可能性を感じることができました。そして、島の小ささからなる密接なコミュニティでは、協力して共に進歩してくための機会を多くもたらしてくれました。
今現在、既に9つあるとされている地球の限界のうち6つを超えており、まもなく、7つ目を超えようとしています。海洋酸性化は臨界点に近づいています。わたしたちは、ライフスタイルを変え、海を守り、森林を大切にし、生物多様性を守り、農業の方法を変え、修復できるものは修復し、避けられない気候変動に適応しなければなりません。今後、私たちがこれらの問題に対して個人レベルでできることに取り組んでいかなければならないことに加え、同時に、教育が最も重要な要素だと考えています。次世代の子供たちがこれらの課題を理解し、解決策に取り組むことが不可欠だからです。
今回設立したTethys(テティス)基金では、環境保護と教育支援の両方に力を入れています。私にとって、この基金は子供たちの未来に意義ある貢献をするチャンスなのです。私が住んでいるこの石垣島に焦点を当てることで、自分が直接関わり、自分のコミュニティの変化を目の当たりにすることができます。揺るぎない決意を持って、私はTethys(テティス)基金とそのプロジェクトに全力を尽くします。それは、一歩一歩、共に協力することで、私たちの文明の未来のために、永続的な変化をもたらすことができると信じています。
基金の名前になっているテティスとは、ギリシャ神話でウラヌス(天)とガイア(地)の間に生まれたティーターンの一人です。テティスは、ギリシャ神話では目立った役割を果たさず、カルトも確立しませんでしたが、海と川、そしてすべての生命の源として認識されていました。また、地質学の歴史において、先史時代のテティス海は、その最も広い範囲において、地球を一周する海洋ベルトの一部であり、緯度にして北緯30度から赤道付近の間に位置し、八重山諸島も含まれていました。
この名前は、私たち人間に、地球の生態系という壮大な計画の中では取るに足らないほど短い期間しか存在していないにもかかわらず、自然のサイクルの流れを変えることができてしまい、今や私たち自身の運命に完全に責任があるということを思い出させてくれます。神も奇跡もなく、ただ80億人の私たちがいるだけです、
What we do
2024年4月、私たちの息子、シンジは、野底小学校でのウミショウブ保全プロジェクトへの参加が評価され、バンコクで開催された国連海洋保全会議に招待されました。(プロジェクトの詳細へのリンクをここに挿入)
これは、テティス基金を通じて支援することを目指しているプロジェクトの一例です。私たちは、毎年3件から5件の助成金を、100万円から300万円の範囲で交付します。申請は、公益財団法人日本フィランソロピック財団(JPF)によって管理され、助成金の交付先は、JPFと私たちの家族によって共同で決定されます。
財政的支援に加えて、私たちは、支援するプロジェクトに積極的に関与し、可能な限り現場での支援を提供することを約束します。