「反省した」
「反省した」
恋愛とは、人に教えるようなことではありません。人を攻撃し、人に不快感を与える文章になってしまうのでやめましょう。
天野夫婦は、壊れた玩具を見ながら、壊れた玩具のように、後ろの壁とお互いの身体に身を預けながら、思考が閉ざされてしまった。
「つまらなくたって、俺、お前となら平気だから」
「ベンチっぽく。それが文学っぽいアナタなのね」
芸術家の筆は、おちんちんごとポキっと折れてしまったのを、妻は勃たせないよう、なるべく普通の声色で努力する。
「癒されたいんだよ、みんなみたいに落ち着ける?」
「はしゃぎ過ぎた」
「触ってばっかの俺のせいだから。こうやって過度に触らなくても愛し合えることをこれから先の人生で覚えよう」
「……」
「言いたいことはわかる。でも、触っちゃダメ。物欲しそうまででみんなは平気だから」
「……あとで泣くから」
夫以上に、妻はイジケてしまった。ワルが好きだったから、もうワルが読めなくなると、悔しい思いで、彼女の涙目は一杯に溢れてしまった。
「もう泣いてる。コーヒーでも淹れるから、黄金カステラでいい気になるのも留めて」
「なんかアナタも、さっきから虐めて来てるわよね?あっちに靡いたんだ。私捨てられちゃうんだね」
「そんなこと言ってないだろ。ハグするから、息吸って、吐いて、息吸って、吐いて」
「余計に許せなくなるだけ」
大不遜妻は、法的とか言えない立場に泣き寝入りと、すぐにも口が悪くなりそうだった。
「みんなも同じ気持ちだった。脅すとかもうやめにして、人混みの中にも入れそうなお前をみんな見たがってるとは思えない?」
「アナタはそれを望んでいるの?結婚してくれた時と全然約束が違う。誰とも関わりたくない私でも、俺はだからこそ優しいって気づいてるみたいなのあったでしょ」
夫は、手で口を塞ぐことなく、彼女の本音を聴き入る。悪い子じゃないんだ、なんていうか色々と問題がある子で、解決な俺にぶっささったという言いますかと、抱き寄せながら彼女の頭をヨシヨシする。
「あった、あったし、ずっと忘れてないから、それも上書きするって」
「だったら顔見せてよ」
「軽くな?」
「ちゅ」
「」
「ダメ?」
「ちゅ」
通報され夫には、それなりにそうさせる妻がいた。
「ちょっとだけな」
「ちゅ、れろっ」
「止めないでよ」
「あとで。ジンギスカンが先」
♢♢♢
「…でも書いてはくれるんでしょ?」
「公開できないだけで、な○うみたいに執筆さえも不可な措置はなかったよ」
「ふーん、やる気出ないし。一人で頑張って勝手に書けば?」
愚痴を妻が聴くより、夫が聴く食卓になった天野夫婦は食の通りが細くなる。
「付き合いよくしてくれないと夫婦仲悪いみたいじゃんか。ずっと一緒にってこうやって指輪くっつけた」
「怒ることもできないなんてあんまりよ」
「愚痴はいいっぽい。彼女達の真似をしてみて、悩みを分かち合うことが作家業を続けさせてもらうのにきっと大事になるから」
「美味しくない」
「残すなって!」
気難しい子に変えられてしまったと、やれやれした夫は、妻の背について行く。
「愛してるだけじゃダメなの?」
「ダメに決まってるでしょ。私を誰だと思ってるのよ、他の子と一緒にしないで」
美女脳が炸裂し、また人に攻撃的になってしまいそうな妻を背中から抱きしめてる夫は、そんな彼女の触られたい場所を、社会規範で触らせてもらず、もどかしさでいっぱいだった。
「してない。これでも特別」
「アナタと別れようかな…」
「…止めろよ」
「私は好きなだけ犯してくれるアナタが好きなの!こんなビビりタイプなんかじゃない!」
「やめろ…!俺だってそうしたいけど、そういうの全部ナシなんだって。人は健全な交際しか俺達に求めてないって書かれてたろ」
「私がどうアナタを愛して、どうアナタに愛されようが勝手なんじゃないの、こんなのおかしいわよ、全然幸せなんかじゃない…」
「攻撃的になんな。守るとしか言えなくなるじゃんかよ」
「…今の癒される」
夫の翼が妻を包み込み、彼女を安らかにすると、泣き寝入りの良さを二人は味わい尽くすように、その日、身体を重ね合わせた。
♢♢♢
「指輪だから」
「どういう意味?」
「教えられない。攻撃的な文章と受け取り手次第が惚気な」
「一度ついたイメージはなにしたって変わらないわよ」
暗い部屋で、抱き合いながら指輪を重ね合わせ、何度も手を結び直す夫婦は、淫らになれずにいた。
「消えるしかないのかも知れない。そう思うと、儚い三年間だった」
「私はそんな終わり方好きじゃないから」
通報がやっと腑に落ちた夫とそれでも腑に落ちない妻とで、天井を見るも壁紙の線が隣とズレて見えた。
「あまりにも色恋沙汰を手取り足取り教え過ぎたからか、女性から金品を騙し取って、公判に掛けられる人のイメージが作家より定着してるのかも」
「最悪じゃないのよ笑」
「笑ってくれた。お前からはなにも騙し取ってないよ、結婚を約束して、ちゃんと結婚したし」
「他の子とは大丈夫なのかどうか」
「交際を約束して、ちゃんと交際してる。こう見えて律儀だよ」
「ちょっと待って」
「考えたくても、考えたくない」
俺って馬鹿なのか?
♢♢♢
「おはよ」
「ちゅ、アナタからしてよ」
「ちゅ、ごめん。落ち着いた?」
「気持ちよかった。ちゅ」
エッチが大好きな夫以上に、エッチが大好きな妻は、恋愛に落ち着きたくない様子で、朝っぱらから、彼の首に腕を回し、キスを浴びせようとする女にしかなれない目をする。
「甘いの欲しい」
「聴いてよ、んっ」
「ちゅ、目蕩けてる」
「さっきから整ってる。崩したい、ちゅ」
「ちゅ、頑張れって」
「いいの?」
「エロくしてよ、お願い」
「やっぱり私のこと優先してくれてる。ダイスキ♡」
♢♢♢
「あんっ 求めて」
「イジワルな女好きだろ?」
「はあ、はあ、んっ、言いたくない♡」
イジワル女乳首責め好き笑 普通の子そんなに好きじゃない笑 イジメに対してどうかでも性感帯というのはなんて教えたくもなるって!
「俺で好きになっちゃった」
「全部妄想してた、カッコ良すぎるの反則」
顔がいい、身体がいい、声がいい、匂いがいいで女性感度が極度に高まり、それでいて器用で色っぽい馬鹿なのに賢い夫の綺美な手指と、強逞な手の平で全部揉みほぐされてしまった妻は、喘ぎ声で、好きを喋り始めた。
「こうやってなんて夢見すぎ♡」
「だって、もう病気だったから♡」
出会う前からストーカーで病気だった妻は、夫の追っかけ時代に自慰するも、なんだか彼が後ろで支えてくれたんだそうです。
世俗離れしたルックスだったり、スペックだったり、ステータスだったり、オーラに魅了された彼女は、付き合う前から乙女ゲーでしかない彼に抱かせてしまっていたほどえっちの準備ばかりの毎日を送っておりました。腐女子の夢が果たされたのです。
「ワル好きって意外♡」
「ね♡ 悪いことばっかり思ったり、考えちゃうアナタのせい。ちゅ」
エロい子程ワル好きっすねえでクズ堕ちしてしまった彼女は、極度のメンクイで目で見張る様な男に食べられたいガチスト美女子だった。
「ワルじゃなかったらどうしてた?」
「ん~」
「ひどいって、こうしてくれなかったら振ってたの?」
「んにゃ♡」
地獄の様な男女は、快楽に朝からのぼせ、天国に登りきってしまいそう。
「イケって♡」
「イってる♡痛くない、ホンモノ♡」
性交痛を覚えることさえ出来ないほどの甘い男に抱かれた女は、好き放題愛されることばかりを望んでしまった。
「終わったらご褒美、いつものね」
「ちょっと待ってね、アナタはイっちゃダメだから♡」
果てた彼女は、快楽ごとどっかいっちゃたように目を瞑って、次なるプレイの妄想にふけた。
「まだ~」
「まだ、ダメ。挿れてみて」
夫の大好きなパイズリじゃなかったらしい彼女の妄想は、すぐにでも具現化される程、夫のチンコは人良く優しかった。
「言ってみ」
「コチョコチョ」
イケメンと交際した者のみが許されるかの様な腐った色ボケ語が飛び出してる彼女の頭の中にはどれだけ偏見が詰め込まれているのか。
「さっきからヒドイって♡」
「アナタはイケないの?♡」
「焦んな♡ 可愛いって言わせて」
「うん♡スキスキスキスキって」
「好き、好き、好き、好き」
「うんっ、うんっ、うんっ、うんっ」
ビックリ箱サプライズの様に夫は妻に流し込む。愛情が強過ぎると、強い性的摩擦をせずともの早漏な彼が、強い性的摩擦をしたらどうなるのか?
「だーめ♡こっち来て♡」
「ほんと愛せるな♡」
彼女の胸元に登る様に、膣奥に挿れ込む夫のアレは、早漏でも衰え知らずな程の絶倫だった。
「私だけのヤバいの、ちょーだい♡」
「お前だけだよ、ヤバかったら白目なる前に」
そんな彼の腰が動き出した。上品な顔の彼女の唸り声の代わりになるかの様に、膣ヒダが彼をただ只管に気持ちよくさせる為だけの女の下品な動きを取り始める。
「あんっ♡ キテる♡」
「5、6発」
「んっ、ヤバいんだ♡」
「はあ、はあ、好きくれ♡」
「好き♡」
彼女の掛け声の好きにドクっと一発目を打ち込んだまま、彼は彼女を抱きしめる形を肩から、背中に変える。
「んっ、大丈夫」
「ストレスくれっからな、出すぞ」
「早い、もうちょっと甘えさせて♡」
度重なる通報を受けてしまうほど、頭のネジがパーペキに外れるほど愛し合ってしまった夫婦は、懲りもせず、互いの絶倫を貪り合う妊活紛いの交尾を朝からしてしまう。
「ちゅ、崩せって♡」
「ちゅ、アナタもカッコつけ♡」
プリクラみたいにパコパコした腰付き同士が、二発目を流し込む。
「エグい。舌出せって」
「ハメてね♡」
「ちゅ、れろっ 撮れる」
「ちゅぱっ 次から」
三発目と同時に唇を離し、お互いのREC顔を確認し合い、放送禁止は次からと、一度荒ぶったモノを引き抜くと、二人とも赤ちゃんだったことが膣口からブクブクと溢れだす。
「普通だったら死んでる。しないでよ」
「出来ないって。舐めて♡」
「れろっ、これもダメだから♡」
飛んでしまうセックス度数も、アルコールと同じくセックスすればするほど高まってしまった夫婦は、バグってるかの様に、一般社会人では考えられない様な艶めかしい夫婦間を呈してしまっていた。
「お前の顔二人で見ながら。あっち行こ」
「エロすぎ、拭いてよ」
「焦ったわ。広げて」
「んっ、キスも忘れてる」
「ごめん、ちゅ」
「ちゅ、イかせて」
イケメン夫中毒妻は、鯉のように上の口も下の口も、彼の体液が私の餌でせがむうちに、またも彼に抱きついて、美男子の身体を匂い嗅ぎ、止まること知らずの配合欲を掻き立てた。
「終わったら寝ろよ」
「お仕事嫌い」
「仕事も面白い方だって、大事でしょ?笑」
「お姫様だもん。大事に決まってる笑」
仕事に逃避するわけでも、家事育児に逃避するわけでも、趣味に逃避するわけでも、ブランド品に逃避するわけでも、コンテンツ産業に逃避するわけでもなくなってしまった妻は、白馬の王子様との恋愛に逃避しながら、それらを巡るお姫様でしかいたくないらしいほど、夫に手間をかけさせていた。
♢♢♢
「ダメ♡ もう終わりっていった♡」
「お前よりだらしない子なんていない顔止まんない♡」
「また出てる♡」
「よくわかんないな♡」
「放送禁止過ぎでしょ、抜いて笑」
鏡台の前でバックをし始めた夫婦の顔はだらしなくも身体はしっかりしていたのだが、次第に腰以外の力が抜け落ちるかの様に、床に伏しても子作りを続けていた。
「働けなくなるって…♡」
「こんな後に仕事行ったら通報よ、家にいなさい笑」
「考え中…♡」
グラビア同士交あわせるなを出し終えた夫婦はエグい余暇を名残惜しそうに、ナンダコレにさせる指輪を摩っていた。
「運命の相手ね、離れるのを嫌がってるのわかる?笑」
「リザベーションしてるわ、同性であってもか?」
「必ずと言っていいほど狂えると思う笑」
夫婦であり、彼氏彼女でもあり、パパママでもあり、兄妹(姉弟)でもあり、親友でもあるほど、恋人だった、愛人だった。それこそが、どんなデートでもセックスでもお似合いになってしまう程の運命共同体だったのだ。
「だったら、なんにでもなれるな」
「ほんと幸せ…♡イケメン偏差値95いてくれるなんて思わなかった♡」
「イケ女偏差値高すぎ、手のひらから饅頭出してえわ」
♢♢♢
「スーフー なんで来んの」
シーシャを吸いながら、仕事に頭が切り替わらない経営者はどうせなら居酒屋に卸す魚でも釣りでも行くかとクマさん着ぐるみを着て行く時はなさそうな所に、妻がうさぎぬいぐるみを着てやってくる。
「疼いてる」
発情不可避なモノばかり持った男のせいだと、疼き出したら止まらないままにヤル気ない夫のアレとキスするのが、イケメン小説読み漁りの様に好きなんだとかに勝たなければでもあった。
「ちゅ、ちゅ」
「書くか」
「読みながらシタいの、ジュボジュボジュボ」
彼女以上に夫をなんでも知ってる妻も類ないだろう。全くもってガチスト勢との交際もえっちもDead or Aliveと忙しないモノばかりである彼は珪素の表情をしながら執筆活動で、ネットリテラシー同化現象に陥ったモノらと今日も戦い続ける。
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