韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が拘束された15日、佐賀県の関係者からは戸惑いながらも冷静に受け止める声が聞かれた。
韓国語文化コースがある佐賀女子短大(佐賀市)では、2月末に韓国留学を予定する学生がいる。木下奈津紀准教授(韓国政治史)は「学生は歴史や政治を勉強しているので、冷静に受け止めている」といい、留学にも変更はない。
また、今後の情勢を見通すのは難しいとしつつ「過度に怖がったり、イメージを悪くしたりする必要はない」と指摘する。SNS(交流サイト)上などでの偏った情報をうのみにしないよう呼びかける。
唐津市の「まつろ・百済武寧王国際ネットワーク協議会」(宮崎卓会長)は、韓国・公州市の団体と草の根交流を続けている。団体の関係者が3年前の大統領選で尹氏を応援していたとの話もあり、協議会理事の福本英樹さん(74)は「向こうの方も残念に思っているのでは」とおもんぱかる。
韓国では、昨年12月の尹氏による「非常戒厳」宣言や多数の死者が出た旅客機事故など深刻なニュースが続く。福本さんは、大学生の孫が正月に帰省した際に「韓国に行きたい」と話していたが、状況を考慮して引き留めたという。6月には公州の関係者を唐津市の加唐島に招く恒例行事を予定しており、「影響はないと思う。いつも通り行えれば」と述べた。(大田浩司、円田浩二)




