「卒業後も日本で暮らすつもりだった」 法政大ハンマー事件の容疑者が語った 「いじめ」の確認はとれず

2025年1月19日 06時00分 有料会員限定記事
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 東京都町田市の法政大多摩キャンパスで学生8人がハンマーで殴られけがをした事件で、被害者はいずれも、同大社会学部2年のユ・ジュヒョン容疑者(22)=傷害容疑で逮捕=とは日常的な付き合いがなかったことが捜査関係者への取材で分かった。ユ容疑者は「(自分への)いじめをやめさせるため殴った」と供述しているが、これまでにいじめをうかがわせる状況は確認されていないという。(米田怜央)

◆容疑者と日常的な交流がなかった学生たちが被害に

傷害事件があった法政大学多摩キャンパス=10日、安江実撮影

 事件は10日午後3時40分ごろ、授業開始直後の教室で発生。前から3列目に座っていたユ容疑者が立ち上がり、後方に座っていた男女8人の頭部などをハンマー(柄部分30センチ、金属部分10.5センチ)で次々に殴り、約2分後に職員に取り押さえられた。調べに「日頃からいじめを受けていた。やめさせるには学生を殴るしかないと思った」などと供述しているという。
 捜査関係者によると、ユ容疑者は2023年3月に留学ビザで来日し、翌4月から同大に通学していた。
 だが、被害者のうち5人はユ容疑者と全く面識がなく、残る3人も「同じ授業を受けたことがある」などと話す程度で、日常的な交流はなかったという。
 8人ともいじめは「していない」「記憶にない」と否定。大学側にはユ容疑者からいじめの相談があったというが、後に「あったか分からない」と撤回された。八王子市の1人暮らしのアパートからは、...

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