まこと教団事件
まこと教団事件(間違いだらけのネット情報)
誣告・起訴のあったリンチも脱税も無罪だが、捜査過程での付録で有罪
「訴え内容」は噓であり無罪確定。
真相は訴え者の女への叱責事件が有罪
2年前の事件で、いきなりの逮捕、30日の長期拘留取り調べの後釈放される。
まこと教団事件の真相
- まこと教団事件の真相
- 「まこと教団リンチ事件」概要
- まこと教団事件の容疑
- 一審(地方裁判所)昭和27年5月7日
- 控訴理由(主なもの)
- 二審(高等裁判所)昭和29年1月31日
- 判決
- 法難
- まこと教団事件と新宗教関係事件
- 新宗教関係事件年表
- 追記
- まこと教団年表
- <立教>
- <成田山立照講時代 1年間>
- <真言宗立川不動尊教会時代 10年間>
- <まこと教団時代 3年間>
- <真如苑時代 以降>
「まこと教団リンチ事件」概要
まこと教団事件の容疑
昭和25年(1950年) 8月20日 教団管長・伊藤真乗 逮捕(以下、敬称略) 容疑は以下のとおり
(1)一信者が昭和23年8月ごろ教団金員を窃取したとして、9月ごろのある日、教団会堂において、同人に全治10日の打撲傷をおわせた。
(2)同年9月下旬ごろ、同所において素行不良の一信者を懲らしめる目的で全治一週間の打撲を負わせた。
(3)真乗の長女映子の婚約中の信者が別の女性信者A子と恋仲になったと思い込み、信者数名と共謀のうえ、昭和24年7月3日同所において懺悔行として二週間の打撲傷を負わせた。
(4)A子の姉B子が長女の婚約者とA子の仲をとりもったと思い込み、信者数人と共謀のうえ、昭和24年7月3日同所において両名を殴打し、姉とA子に1カ月の打撲傷を負わせた。
一審(地方裁判所)昭和27年5月7日
昭和27年 5月 7日 東京地方裁判所八王子支部での判決
伊藤真乗 傷害罪懲役1年 他2名傷害罪罰金2万円(うち1人は執行猶予2年)
同年 5月10日 控訴
控訴理由(主なもの)
・告訴人である元内弟子は長女の婚約者であったと主張しているがその事実がない。
・検察側の証人に矛盾が多い(診断書作成の医師など)
・いずれも宗教的な懺悔行の一環であるのに通常の暴行と同列に扱った。
・私怨による逆恨みによる訴えである(事件発生後1年の経過があり、当人は不祥事によって辞職している)
二審(高等裁判所)昭和29年1月31日
昭和29年 1月31日 東京高等裁判所での判決(事件番号:昭和27年(う)第4247 )
伊藤真乗 傷害罪懲役8月・執行猶予3年 他1名傷害罪罰金2万円・執行猶予3年
判決
高裁では(1)(2)は宗教上の行為を認め、無罪としたが、 (3)(4)は通常の傷害と認め有罪。 判決は一審よりは軽くなっている。
法難
教団ではこれを「法難」と呼んでいる。
まこと教団事件と新宗教関係事件
1950年には、まこと教団事件の他新宗教事件が6件発生している。
その前の46年から49年までは年に1件程度であり、前年49年11月にGHQが霊友会を金塊隠匿容疑で取り調べをおこなった。
新宗教関係事件年表
新宗教事典より
年 | 月 | 事件 |
1946 | 4 | 天照皇大神宮教、米供出拒否で北村サヨ警察に拘留。 |
1947 | 1 | 璽光尊、食管法違反で逮捕。 |
1948 | 11 | 日本観音教、脱税容疑。 |
1949 | 11 | GHQ、霊友会を金塊隠匿容疑で取り調べ。 |
1950 | 2 | 皇道治教、木舟直太朗、脱税容疑逮捕。 |
5 | 世界救世教、脱税・贈賄容疑で捜査。 | |
8 | まこと教団管長伊藤真乗ら、傷害容疑で逮捕。 | |
9 | 霊友会、脱税容疑で東京国税庁より家宅捜査。 | |
10 | 麻薬隠匿容疑で霊友会本部を捜査。コカイン押収、小谷喜美を逮捕。 | |
11 | ほんみち、脱税容疑。 | |
1951 | なし | |
1952 | なし | |
1953 | 4 | 皇道治教本部、売春容疑で捜査。 |
10 | 霊友会、赤い羽根募金横領事件。 | |
1954 | なし |
年表的には1950年に集中がみられる。
「新宗教事典」弘文堂
追記
まこと教団年表
ネット上で真如苑を表記する時に、えざわざ(元まこと教団)を付記したものがあるようですが、大元の「真言宗立川不動尊教会」を表記した方が宗派の流れが分かりやすいと思えます。
<立教>
昭和 | 年 | 月 | 苑史 |
10 | 12 | 28 | 運慶作と口伝の不動明王尊を立川に勧請、仮安置所に奉祀 |
11 | 2 | 04 | 摂受心院様根本霊言を以て天霊地霊一体の霊能を相承する |
2 | 08 | 宗教専従の道ひとすじのご生活に入る(立教開創の日) |
<成田山立照講時代 1年間>
12 | 3 | 28 | 成田山立照講を結成 |
5 | 19 | 教主、真言宗総本山醍醐寺にて得度受戒 | |
12 | 9 | 14 | 教主 立川航空神社境内にて“火生三昧”を挙行 |
<真言宗立川不動尊教会時代 10年間>
13 | 6 | 08 | 立川不動尊教会(真澄寺)の地鎮祭を執行 |
14 | 02 | 05 | 立川不動尊教会落慶法要を厳修 |
10 | 27 | 教主、醍醐寺にて最勝恵印三昧耶血脈を佐伯恵眼大僧正より稟く | |
16 | 03 | 30 | 教主 村山常宝院の特命住職を祖山醍醐寺より拝命 |
17 | 04 | 20 | 教主 文明を改め、名を真乗とする |
18 | 03 | 05 | 教主 総本山醍醐寺にて金胎両部伝法灌頂を法畢 |
21 | 02 | 28 | 合同真言宗の解体を機に、真言宗より離脱する |
11 | 06 | まこと基礎行を開筵、12月7日まで一ヵ月間つづく |
<まこと教団時代 3年間>
23 | 01 | 23 | 宗教法人令施行により単立の宗教法人「まこと教団」を設立 |
25 | 05 | 摂受心院 まこと三味耶加行法畢 | |
08 | 20 | 法難事件起こる | |
26 | 05 | 20 | 「まこと教団」を「真如苑」と改称、苑主に摂受心院様が就任 |
<真如苑時代 以降>
28 | 05 | 16 | 宗教法人「真如苑」認証される |
29 | 01 | 30 | 法難事件の最終公判 原判決破棄 |
参考ページ 真如苑データ
南無真如wiki-TOP
- 最終更新:2015-09-19 23:22:04