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【動画】亀山市長選告示、現新一騎打ちで8年ぶり選挙戦 第一声で両候補は何を語った

2025年1月19日 16時41分 (1月19日 20時04分更新)
 19日に告示された亀山市長選は、いずれも無所属で、5選を目指す現職の桜井義之さん(61)と、古民家スペース経営の新人神巫リエルさん(38)=本名・早田有為子=の一騎打ちとなった。8年ぶりの選挙戦。候補者は市内で遊説し、7日間の舌戦の火ぶたを切った。投開票は26日。期日前投票は20~25日の午前8時半から午後8時まで、市役所と関支所で受け付ける。18日時点の選挙人名簿登録者数は、3万9114人。=上から届け出順

現職・桜井義之さん(61) 交通の要衝、強み生かしまちづくり

「市には可能性がたくさんある。皆さんとともに一つずつ形にしていきたい」。時代の変化の中でも前進し、市の発展を誓った。
 4期16年の実績を強調。リニア中央新幹線駅の計画も含め、交通面での市の強みをいかすほか、「シニアにはひとりぼっちを作らない共生社会を作っていく。若者には町で出会いや子育てをしながら家族で幸せに暮らせるようにする」と語りかけ、福祉や産後ケア、周産期医療などに力を入れると訴えた。
 自身の性格は「頑固だと言われる」。だからこそ政策にはこだわりを持つ一方、「多くの皆さんの声を聞き、環境の変化には柔軟に対応してきた」と話す。財政状況が厳しい中、新庁舎建設や教育施設の更新なども控えているとし、「問題を検証し、手法を再構築しながら、これからの未来につなげていきたい」と力を込めた。

新人・神巫リエルさん(38) 新市庁舎建設計画の見直しを

 ピンク色のジャケットに手書きのたすきをかけて、市政刷新を訴えた。亀山の居住歴が4年程度と紹介し「これからも皆さんと暮らしていくために、亀山をもっと素晴らしい地域にしたい」と声を上げた。
 市が2030年度に開庁を目指す新庁舎の建設地について「昭和49(1974)年に大きな水害があった場所を選ぶことは、おかしい」と訴えた。建設事業費が95億円になることも示し、仮に防災対策として、建設地を3メートルかさ上げした場合「工事費もどんどん上がっていく。100億円を超えるだろう」と指摘。公金の使い方に疑問を投げた。
 円安などの経済情勢を挙げて「今困っている人たちは多い」と強調。「これまで行政が市民の声を聞かずに勝手に決めてきたことを、私は市民とつくる。皆さんの声を反映した亀山を実感してほしい」と話した。 
 (西村理紗、八重樫智)

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