【全文公開】「もう私はダメだな」…渡邊 渚 ″絶望から再生へ″「やりたいことはすべて挑戦する」

スペシャルインタビュー

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渡邊渚に何の価値があるの?

記者の目をじっと見ながら耳を傾ける渡邊。自分の幸せのため「やりたいことは全部挑戦していく!」とニッコリ
記者の目をじっと見ながら耳を傾ける渡邊。自分の幸せのため「やりたいことは全部挑戦していく!」とニッコリ

なぜ渡邊は批判にさらされながらも、SNSで自らの状況を報告し続けたのか。そこには、こんな思いが込められていた。

「家族や友達に伝えたら背負わせることになる、と心苦しさがあった。だから、SNSのほうが言いやすかったんです。精神疾患で苦しむ方の発信を見ると、同じような意見もありました。ネガティブな意見より、応援してくれる方の前向きな言葉が凄くエネルギーになった。社会から隔絶される不安を抱えていたなか、皆さんの温かい言葉で本当に救われました」

10月には専門治療が早期終了したことを報告。闘病生活を経て、「精神疾患に対しての理解を深める活動も行っていきたい」と渡邊は決意を込めて打ち明けた。

「完治という概念がないので、いつまた再発するかはわかりません。恐怖はありますが、今後の人生でもPTSDと付き合っていかなければいけない。ですがその一方で、私のようにここまで元気になれる場合もある。治療や正しい知識を持つことの大切さも肌で感じました。うつ病などと違って、PTSDはネット上でも体験談がほとんど出ていない。私が発信することで、苦しむ人々を少しでも勇気づけられたら嬉しいですね」

今後は依頼された心理学部の講義や講演などの課外活動にも積極的に挑戦していくつもりだ。現在の名刺の肩書は″フリーアナウンサー″だが、暫定的なもので固執するつもりはないという。

「約3年で辞めている私が、アナウンサーを名乗るのはおこがましいですから。母からは、『アナウンサーでない渡邊渚に何の価値があるの?』と言われましたが、それも真理だとは思う。それでも今は『自分がやりたいことはすべて挑戦していこう』と決めました。たぶんそれが一番幸せにつながるのではないかな、と。心理学の専門的な勉強もしていきたいですし、将来的には、生きづらさを感じている女性のための支援団体も立ち上げられたらいいな、と考えています」

取材中に何度も「もう後悔はしたくない」と繰り返した渡邊。その表情は力強く、晴れやかだった。

『光線過敏症』により、全身に蕁麻疹や関節炎の症状がでた闘病中写真。顔は普段の倍ほどに膨れ上がっている
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本誌未掲載カット 渡邊 渚 ″絶望から再生へ″ スペシャルインタビュー
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『FRIDAY』2024年11月15日号より

  • PHOTO小川内孝行

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