TRACE(曲じゃない方)のあれこれ
執筆 : 合成数。
時は2023年の春まで遡ります。昨年(2023年)のエイプリルフールに合わせて「あなたの所以の全てです。」という動画とそれに関わる企画あれこれを準備していたのですが、3月末というタイミングで上位存在が某ワンチャン死ぬ病気に罹ってしまったため、チーム全体として投稿を延期する決断を行いました。フォーマットを知らない方に改めて説明するとすれば、「〇〇の所為の全てです。」と題して自分の模倣名義で作った曲群の総集編を流すという風潮があるのですが、ただそれを模倣するだけではおもしろくないので、嘘という属性を利用して全部未公開音源を流した方が面白いのではないか、という発想で生まれたものです。結果としてエイプリルフールでもなんでもない日にふざけ倒すことになったTeam Konsekiですが、「あなたの所以の全てです。」は予想以上に好評で、これに完全に味を占めた上位存在は、次はもっと大きな規模で自作作品を連続で流す機会を作ろうと考え始めたのです。
何を言いたいのかというと、TRACEの実態は「あなたの所以の全てです。」の延長線上にあって、私達がプレラを主催してやる!が根本的な動機ではないのです。企画動画エリアの部分だけでも企画は成り立つし、やりたいことはそれで十分だったのですが、自分一人でいい感じの時間帯(21~23時)を占有することに若干負い目を感じたのと、従来の二十四節気プレラとは異なる立場で動画を集めたら何が起こるのかを実験してみたいという副次目標が芽生えたため、一般参加エリアを併設することにしました。
企画動画中の最古の動画は「すべ十五に質問」で、これを撮影した5月中旬にはすでに一人プレラをやりたいと考え始めていました。2023年の晩夏プレラ主催者飛び問題などを観測して、イベントを一度掲げたら完遂することの重要性を強く感じたため、ある程度(20本くらい)動画のストックを貯めて、企画として成立する自信がつくまでは企画自体を外部に宣伝しないという選択をしました。
一般参加エリアのレギュレーションを通して、界隈に問いたかったのは、大まかには以下の通りです。
プレラ運営サイドの労力の削減。参加している動画を探したり、時間被りが起こっていないか毎回調査してはアナウンスするという仕事を、ほぼ24時間体制でこなすのは相当胆力が必要かと思います。時間被り黙認、登録方法の一本化などを試すことで、これらの制度が本当になければいけないのかを考え直す判断材料にして頂きたいと考えます。
プレラ運営の権力の明確化。登録方法や外部連携についてルールを定めることで、参加者が何をやってはいけないのか、運営サイドがどこまで干渉でき、何を無視できるかを事前に明確にすることができます。今回幸いにも荒らし行為は確認されなかったのですが、もし起こってもマニュアル通りの対応をすれば良いので、考えなければならないことは減るでしょう。
Team Konsekiとしての企画力の増強。Imitate Communityでは今年頭に組織再編が行われましたが、それを転換点として、今までLivestreamなどが最大手であった界隈内での企画の在り方も変わってくる時期だと考えています。その中で私達が主催する企画と提示し、今後企画者としてのTeam Konsekiの立場がどのようであるかを見定める機会としたかったのです。
これを読んでいる皆さんは、「一般参加エリア」は果たして成功裏に終わったと考えるのでしょうか? 過疎っていたという感想を抱かれる方もいるでしょうが、私は色々が新しい試みにつき比較対象が無いという解釈をしています。もちろん動画は多いに越したことはないですがね。しかし私としては、一般参加エリアへの新しい登録がある度にある種の脳内麻薬のような何かを感じ、またプレラを主催しようという感情を少しでも抱いてしまったのが体験として新鮮でした。普段からプレラを運営する方々はこの感情を求めてやっているのかもしれないと邪推しています。
もちろん、今回のやり方を通して問題点もいくつか浮き彫りになりました。その中でおそらく最も重要なのは、多くの界隈人は公開のメールアドレスを持たないということです。プレラ期間中にトラブルがあったり、登録漏れが起こっていた時などはメールを窓口に置いていたのですが、Googleフォームの方が気軽に送りやすいのではという意見をいただきました。登録方法の一本化は結果だけ見れば窓口を狭めているため、従来のような参加しやすさと共存をどのように図るかは今後の課題と言えそうです。
第二回TRACEはあるのか?結論から言えば、高い確率でありません。最近になって提唱されている「プレラに参加するメリットの薄さ」が浸透してきていると感じ、今後は新しいプレラに対する需要はますます減っていくと考えているからです。今回やった内容のうち、企画動画だけであれば無告知でも同じことができるので、少なくともTRACEと似たようなことは企画として大々的にやることは無いかと思います。では上位存在は次にどんな企画を打ち出すのか?それは神のみぞ知る。
ちなみに、公式供給の連続爆撃を行って、年表に同じアイコンがズラーって並ぶのが面白いと気付かせてくれたのは、他でもなく玉響でした。


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