片山前副知事、百条委県議らの疑惑を指摘 ずさん情報管理も言及・証人尋問で
- 2024/12/26
- 10:42
【神戸経済ニュース】死亡した元西播磨県民局長が斎藤元彦知事に対する「告発文」を作成した問題(文書問題)に関する兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)で、25日に開いた片山安孝前副知事(写真=資料)に対する証人尋問では、片山前副知事が百条委の委員を含む県議らの疑惑について指摘した。百条委自体の不公平さ、不公正さを主張した形だ。今回の証人尋問は「告発文」で指摘された片山氏への疑惑や、文書の取り扱いを巡る違法性について片山氏を追及する目的で開いたが、逆に追及する側の疑惑を証人が指摘するケースは全国的にみても珍しい。
片山氏は尋問した増山誠県議に発言を促され、「たいへん申し訳ないことを言うが」と断ったうえで「(百条委の)委員さんの中には疑惑を持たれている方がいる」と切り出した。百条委の奥谷謙一委員長については、公用パソコンの中に登場した元職員と百条委の設置前から相談を受けていた疑惑と、元局長が作成した「告発文」とは別の文書に対する公益通報委による発表を取りやめさせた疑惑を指摘した。そのうえで「これは疑惑ですから」と述べた。
さらに片山氏は「では疑惑ではないことを言いましょう」と続けた。百条委の委員だった竹内英明元県議は姫路市の「ゆかたまつり」を巡るパワハラ、現在も委員である丸尾牧県議はスキーウエアを巡る物品要求(おねだり)について斎藤知事を百条委で追及した。だがこれらは、ゆかたまつりや、スキー場などの地元行事の担当者らによって虚偽であることが明確になった。加えて竹内元県議については、百条委の事前調査の時点で職員に圧力をかけた事実があった。当時副知事だった片山氏は報告を受けていたという。
竹内氏については、斎藤氏が「最高幹部に向かって文具を投げた」と指摘したのも、捏(ねつ)造だったと指摘した。さらに百条委に資料として提出された”元局長の妻が作成したとされるメール”の作成に関わったとの疑惑もある、とも述べた。このほか百条委の委員である長岡壮寿県議は、元局長が死亡する直前に、元局長に対する圧力をかけた疑惑があると話した。
片山氏は「私も疑惑を言われているので、(百条委の県議らの)疑惑を言わせていただいた。スタンダード(基準)を一緒にさせていただいた」と発言の意図を説明した。続けて「疑惑でないこともあり、なぜそのことを協議しないのか」とも主張した。同氏によると、疑惑があるとみられている県議は「委員会の中では5人、委員会以外の方で5人の全部で10人」だという。さらに「この中に入っていないが、私が(6月に)百条委(の設置)をやめてくれと頭を下げに行った人」の影響も大きいとの認識を示した。
片山氏はこのほか、秘密会とされた非公開の証人尋問で、証言内容と異なる事実も含めて、まことしやかに報道されたことなども指摘。情報漏えいに対する疑義や、情報管理のずさんさについても厳しく指摘した。そうした虚偽の事実に基づいて制作されたとみられるNHKやTBSホールディングス(9401)傘下であるTBSテレビ、フジ・メディア・ホールディングス(4676)傘下であるフジテレビの番組、神戸新聞の記事などにも言及。一部の番組については放送倫理・番組向上機構(BPO、東京都千代田区)に提訴したことも明らかにした。
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