五所川原市元副市長 官製談合で猶予付きの有罪判決
五所川原市が発注した工事をめぐり共謀して入札の参加業者を選定し特定の業者に落札させたとして官製談合防止法違反などの罪に問われた元副市長など2人に対し、青森地方裁判所は「市の公正と市民の信頼が著しく損なわれている」として懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
五所川原市の元副市長、一戸治孝被告(71)と、五所川原市中央の無職、石井隆夫被告(70)は、市が発注した工事の入札をめぐり共謀して参加する業者を選定し、特定の業者に落札させたとして官製談合防止法違反などの罪に問われました。
15日の判決で青森地方裁判所の藏本匡成裁判官は「一戸被告は数年間にわたり、入札談合を助長する行為を繰り返しており、常習性が顕著で悪質性が高い。税の無駄遣いも招き、市の入札制度に対する職務の公正と市民の信頼が著しく損なわれていて厳しい非難が妥当する」と指摘しました。
一方、「事実を認め、反省の態度を示している」などとして2人に対し、いずれも懲役1年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。
判決のあと、一戸被告は「市民と職員、業者の皆さんに心よりおわび申し上げます」と述べました。
また、一戸被告の弁護士は「本人と話し合って控訴しないと決めた」と話しました。
元副市長が有罪判決を受けたことについて佐々木孝昌市長は「市民の信頼を著しく損なう結果となったことに改めて深くおわび申し上げます。判決を重く受け止め、このような事件を2度と起こさないよう、再発防止策を講じてまいります」とコメントを発表しました。