灯火の星 〜The One Story of Ours〜 作:蘭沙
テロテロテロテロタタッタッターンタタッタッタターン
パラッパンパララパラッパパラパラパラララン♪
パラッパンパララパラッパパラパラパラララン♪
パラッパンパララパラッパンパラッパン
っっっタン♪
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/ドン☆\
注:太字機能を使ってみたかっただけです。
「わああ…! ここもひろーい!」
「ピー!」
「やはり外観と広さが一致しない気がするのだが…」
「走るならば前を見て! 擦り傷からもばい菌は入りますよ!」
「キミの目指す健康とベクトル違うよね?」
ファイター達は、基地のエリア内に乗り込んでいる。仲良くなったピチューと共に一番前で乗り込むインクリング。その後に続くカービィ、パックマンの球体コンビ。注意するWii Fit トレーナーに突っ込むマリオ。やはりの異質さを感じるオリマー。最後尾で何かを考えているマルス。そして。
「やっぱりぼくはこういう場所の方が好きかな。野原で寝転がるのも悪くないけどね。」
「おー、流石メカっ子。あたしはもっと派手なほうがいいー」
インクリングとピチューが助けたヒーロー、ロックマン。今までの状況を説明すると、すぐに協力してくれた。元々家庭用ロボットだったのを世界を守るために戦闘用に改造してほしいと自ら志願した程だ。平和を願う想いの強さは誰にも負けない。
「何か壁がありますね…」
「う〜ん… ダメだ、通れそうにないや。」
三つある道の二つを塞ぐ『2』と書かれた電子の壁。マリオが手を通してみようとするが、そこに感じるのは確かな質量。見た目通りバリケードの役割を果たしているようだ。
「前方の道を行くしかないか。」
「どうにか出来るものあるかな?」
「それはわからないが… 進む道はここしかない。」
彼らは空いていた唯一の道を進んだ。最後尾でただついてくるだけで、ぼっーとしているように見えるマルスにオリマーは話しかける。
「マルス? さっきからどうしたんだ?」
「…ああ、うん。何でもない。少しこのキカイというものがわからなくて上の空だった。」
「そうか、そんなことか。」
会話はここで途切れる。ピチューのようなあからさまな反応を見せなかったマルスの悩みには気づけなかったのだ。だが、自分の頭の中ではその悩みで埋め尽くされていた。
「…パックマン?」
「ぱっくまんー?」
「どんな感じ?」
「ピチュー?」
キーボードの真上に手を浮かばせたまま動かないパックマン。散々思考した結果、両の手を拳にして、キーボードに叩きつけた。
パーン!
「わああ!」
「ぽっ!?」
「ちょっと、壊しちゃうのは… ってあれ、なんか冷静… もしかして、やってみたかっただけ?」
右手で頭をかいて、ちょっと照れ笑いを浮かべた。
「あー、そういうことなんだ。まあ、壊れてはないみたいならいいの…かな?」
「どれどれ…この程度ならあたしでも出来そう。ちょっと貸して!」
「どうして中のセキュリティだけイマイチなんですか…」
「う〜ん、現代っ子!」
後からマリオと共に歩いてきたWii Fit トレーナーがぼやく。
「あ、ゲート開いた! 数字が連動してるんだね。」
「ぽよ〜!」
「カービィ、そっちにもあるー!?」
「ぽよっ!」
「オーケー! そっち行くー!」
インクリングは駆け出していく。後から着いたマルスは少し罪悪感のような物を感じながら見つめていた。
「しかしまあ、この世界はどうなっているのやら… 物理法則は無視されるし、まるで自然は昔からそこにあったかのようだ。」
「もしかしてさ、ぼく達の元の世界を切り貼りしてるのかもしれないよ。」
「確かに。この世界も掌握できるのなら元の世界だってどうにかなっちゃうかもね。」
「みんなー! ハズレ引いたらスピリットでたから手伝ってー!」
「ああ、今行く!」
この後も道中立ち塞がるスピリットを倒しながら進み、機械を起動させていった。そして、彼らが行ける範囲でのスピリットは一つとなった。動かせそうにないコンテナの壁の向こうには、5と書かれたゲートと、3番の機械が設置してあった。どちらもスピリットを倒さなければ行けない配置だ。
「…そういえば最初の方に何重にも壁がある道があったな。」
「そこが5番の機械に繋がっているのかな?」
「…じゃあ、僕が行ってくるよ。君達は目の前のスピリットを倒して3番の装置を動かしてくれ。」
「あれ? マルス、使い方わかる?」
「もう何回も見たから大丈夫。」
そうやってマルスは一人で元来た道を引き返していく。
「何かあったらぼく達を呼んでくれー!」
「ああ。わかってるさ。」
返事をしてマルスは行く。
一人になって、周りから一切の音が無くなって、ただ自分の足音だけが響く。今はともかく一人になりたかった。
「………」
自分の判断は正しかったのか。彼女達の希望を背いてまで撤退させるのは良かったのか。わからない。わからない。
「(父上… 僕はまだ人の上に立つ者として未熟でした。)」
先王ならどう動いたのだろうか。父はもういない。マルス自身、この問いを投げかけるつもりはなかった。その唯一の人はもういない。
『戦艦ハルバード』はタブーがこの世界に侵攻してきた際に亜空軍に乗っ取られている。そして、ハルバード奪還の際にはある怪物が立ちふさがっていた。
『…』
『…』
「わわっ! アイスクライマー…じゃないんだよね。」
「後で聞いてたけど… もしかしてピーチ姫が戦ったディオンって奴のスピリット?」
巨大なアイスクライマーのボディ。双子でも恋人でもないらしい二人は揃いに揃って無表情だ。今回先頭となるナナのボディは『スーパースコープ』を持っている。
今回戦うのはそれなりにスピリット戦を理解できたロックマンと、先輩面したかったのか進んで参加したマリオだ。
「ワオ! くるよ!」
『スーパースコープ』は連射力を犠牲にして威力を上げる、ため射撃が可能だ。ナナの体を使う相手は溜めて、強力な射撃を放った。マリオはジャンプして足場に乗り、ロックマンは『チャージショット』を放って相殺する。
「よっ! おっと、」
その隙を突こうと、一つ『ファイアーボール』を撃って近寄り、自分の拳をくらわせようとする。だが、巨大となってる以上、リーチも伸びている木槌が振るわれ、後ろに飛び退く。
「いけー! うわ、わあ!」
前方に燃える剣を振り下ろす。『フレイムソード』だ。ヒットしたが、返しの『アイスショット』で打ち出した氷にぶつかり、木槌の追撃をくらう。
「ロックマン! とうっ」
ロックマンへの追撃を狙う相手の背後にマリオはついた。これで相手を挟む形になる。
『…』
「うっ…!」
対して相手は『スーパースコープ』を連射する。その厚い弾幕を中々抜け出せない。
「そこまでだ!」
飛び蹴りに掛かるマリオ。蹴りはポポのボディに当たり、ロックマンはナナのボディに『スラッシュクロー』を仕掛けた。
『…っ』
「まだまだ!」
二人纏めて、『マリオトルネード』に巻き込む。空中に飛ばされた所を、ナナのボディにくっつけていた『クラッシュボム』が爆発した。
『!』
「いっけー!」
ロックマンが追撃にかかる。叩き落とそうと、腕の銃器部分を拳にし、切り離して攻撃する『ハードナックル』。
「あっ、避けた! マリオお願い!」
「OK!」
ポポのボディにはヒットしたものの、決定打にはならず、もう片方には空中で回避された。ポポのボディが遅れて崖に手をかけ、同時に上がる。
「ん〜…やあ!」
『『…っ!』』
上体を逸らした反動で思いっきり頭突きをする。2名にヒットした衝撃で『スーパースコープ』を手放した。再びステージ外に追い込むが、空中にいたロックマンは既にステージに戻っている。
「まだまだ!」
「っ! マリオ!」
ステージ外からの反撃。最大ではないが、大きく溜めた射撃が、マリオを撃ち抜く。
「ああっ! うっ」
吹っ飛んだマリオを気遣いながらも、シールドを貼り、『ブリザード』を防ぐ。
「そうだっ…!よし、」
『ブリザード』の攻撃が終了したと同時に大地を蹴り出した。アームで掴み、真上に放り投げた。
「そして、こうっ!」
投げた相手に向かって、ジャンプ後の『エアシューター』。巻き上げられた竜巻は相手を巻き込み、相手の体力を削りきった。
「よし!」
「ロックマン! そっちポポだ!」
え、と声が溢れた刹那、つららを砕くかのような上への木槌の一撃がロックマンを襲った。
「ううっ… ラッシュ!」
頼れる相棒を呼び出す。この世界のどこにいるのやら、ステージ外から浮き上がって崖に捕まる。
「よっ…と、またそっち行ってる! そこまでだよ!」
敵の落とした『スーパースコープ』を拾い、ロックマンを狙う相手を邪魔する。だが、何発か撃ったところで、カチカチと軽い音をしながら煙を出した。
「あ、弾切れ! ここで!?」
「大丈夫! 間に合ってるよ!」
相手を足止めしていたお陰でロックマンは無事に復帰できた。投げた銃が躱されているマリオの後ろにつく。
「多分ナナの方もあとちょっとの筈!」
「うん! 連携で行こう!」
マリオも頷いた。マリオが足場に登る。ロックマンは下だ。敵と向かい合う。牽制の『ブリザード』はシールドで守った。
「よっ!」
相手の方に寄りながら『ロックバスター』だ。機械であるがゆえに、ロックマンは歩きながらでも狙いのブレない射撃が可能だ。『チャージショット』はその威力が災いし、溜めながら動くことはできなかったが、『ロックバスター』はそれよりも威力が低いのでこのような芸当が可能なのだ。
「さあ! これでとどめだ!」
『…っ!』
そして放たれる『チャージショット』。青い光弾が相手を襲う。ただし、間一髪のところで敵は回避出来た。
「まあ、でも… ボクがいるんだよね!」
『…!』
敵の背後に回り込んでいたマリオが『スーパーマント』で光弾を弾き飛ばす。訳も分からぬままに体力が尽きて相手は負けた。当然だ。姿形は同じでも、この体の真の姿は二人組のアイスクライマー。コンビネーションで劣るというのに勝てるわけがないのだ。
パックマン「………」
トレーナー「パックマンさん、真っ直ぐにキーボードを睨みつけてます。ここは緊張の一瞬。」
ロックマン「…実況?」
パックマン「…っ!!!」
トレーナー「おおっと、パックマンさん、両手でキーボードの端を持ち上げて…」
ロックマン「まさか…」
パックマン「〜っ!!!」
トレーナー「叩きつけたあ!」
ロックマン「やっぱり!」
トレーナー「次回、『伊達じゃない』!」
トレーナー「タピオカパーン!」
ロックマン「ねえ、キーボードクラッシャー… 壊れちゃったんだけど…」
パックマン「ガクガクブルブル」