灯火の星 〜The One Story of Ours〜   作:蘭沙

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スプラトゥーン2ラストフェスにて
相手チームのお名前

ティーダ ロック フリオニール ノクティス

てめーら、なんで混沌(カオス)派なんだ!?

私は秩序組です。星なしランク38付近でバケツばかり使っている下手くそは私です。もし会ったら全力でぶっ潰してください。
結局ガチ殆どやらなかったなあ…








本日(限りのコーナーである)のパワーワード
ストレッチのような打撃


これ以上の言葉が見つからなかったんや…
(探してみてね!)


九話 マイナスから彼女の道は始まるのだ

「そういえばマリオさん。」

 

「どうしたんだい?」

 

 

ふと思い浮かんだ疑問を本人に問おうとする。

 

 

「Dr.マリオってあるじゃないですか。あれ、今もなれるんですか?」

 

 

ファイターの中には、一人で二人分のファイターを登録している者がいる。マリオもその中の一人だ。いつもの赤い帽子にオーバーオールの姿とは別に白衣を纏ったDr.マリオの姿がある。

 

 

「…そういえば。切り替えができないや。これはどうなっているんだろう。」

 

 

魔法で目の色まで変化するシークに着想を得たのか、マリオもまた、己の意思一つで姿が変化するように創造神は動いた。ただ単に白衣を着ただけではないのだ。

 

それは、フィギュアになっていなければ、いつだって切り替えが出来た筈だ。乱闘中の切り替えは禁止されているのだが、出来ない訳ではない。かつてはそれも戦略として加えられていたこともあったが、今は禁じられている。

 

 

「………」

 

 

噂をすれば影が差す。少し町を外れた場所にファイターが存在していた。そして、マリオにはそれが自分自身であることを直観的に把握していた。

 

 

「マリオ? 誰かわかるのかい? それは一体」

 

「ボクだよ。」

 

「えっ」

 

「ボクだよ。」

 

 

繰り返す。正直本当に理解できていないのは自分だ。目の前のファイターが自分自身だなんて。

 

 

「もしかして… Dr.マリオか?」

 

「キーラはマリオの中にあるもう一つの姿までも奪うことが出来たのか…?」

 

 

ならば二人のサムスが共存しているかもしれない。頭に入れておこうとマルスは考えた。

 

 

「何これ… どう反応すればいいんだ…?」

 

「ならば私が戦います。先程助けてくださった訳ですし。」

 

「そうして欲しい。リンクやピットじゃないんだ。増してやこんな状態でボク自身と戦えだなんてね…」

 

 

ビビアンと会った時は不可抗力だったけどさあ… だの、あの時とは少し違うけど… だのボソボソと呟いている。

だが、彼らやカービィなどと違い、Dr.マリオは完全にマリオ自身である。

 

 

「行ってきますね!」

 

「ふぁいと〜!」

 

 

手を挙げて返答するオリマー。あいも変わらず、舌足らずに話すカービィ。マルスとパックマンもこくりと頷いて答える。

 

凛とした表情をして、それに触れる。戦いの場に誘う。自分もこうであったと知らしめる結果となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開くとそこは暗い世界。

茶色のレンガの足場と、背景に緑の土管。光源となりそうなものは存在しないのに、不思議と目は通常通り働くのだった。『マリオブラザーズ』。マリオ兄弟の名前のステージは遥か昔、二人の兄弟が冒険した世界であった。変にカクカクしていて、こんな場所を冒険していたのかと他人事ながら思う。

 

 

「とても不思議な気分です。送り出してくれた仲間なのに、ワープした先でこうして敵として相見えるだなんて。」

 

 

マリオは多趣味だ。クッパにさらわれるピーチを助けるだけじゃなく、そんな敵と一緒にスポーツをしたり、パーティゲームをしたり。

 

医者までしてるのだ。Dr.マリオとはそんな医者の姿をしたマリオだ。サムスと違って明確すぎる戦法の変化はないが、油断は禁物。そんな細かな違いは時として伏兵になりうるのだ。

 

 

『…』

 

「っ! 来ますか!」

 

 

Dr.マリオの右手から火の玉、ではなく薬の『カプセル』が飛び出す。赤と青、青と黄色という派手な色のカプセルはおおよそ彼女の世界では見たことのないものであった。技術的には不可能ではないかもしれないが。

特定のウイルスを倒すのに特化したカプセルは、この大乱闘においてファイターを蹴散らす武器だ。Wii Fit トレーナーはジャンプで躱す。

 

 

「行きます!」

 

 

そのまま空中でDr.マリオに寄って『ジャックナイフ』。これはDr.マリオにその場で躱された。その隙を突いて電気を纏った掌底が襲うが、ギリギリシールドを貼るのが間に合い、大きくシールドが削れる。

 

 

「次はこちらからです!」

 

『…』

 

 

『横足上げ』、『片足ひねり』から『ランジ』のコンボ。先の攻撃の火力アップのために近くにいたDr.マリオの体は地に埋まる。

中々抜け出せないDr.マリオに対して、『橋のポーズ』で追撃を加える。

 

 

『…っ』

 

 

地面から抜け出せたDr.マリオは勢いのままに後ろに引く。そしてWii Fit トレーナーに向かって、両手を広げ回転に巻き込む『ドクタートルネード』を繰り出す。

 

 

「いっ…」

 

 

そこから空中での、上に向けた回転蹴りを二発くらい、追い込みの『スーパージャンプパンチ』。

 

 

「ああっ…!」

 

 

着地して、さらに両足を揃えた飛び蹴りをくらい、やり返そうと思って『片足バランスウォーク』で反撃しようとするも、『スーパーシーツ』で方向を逆転され、拳でステージに叩きつけられる。

地面に這いつくばって思う。

 

 

「いつもの… マリオさんの戦法とは全く違います…!」

 

 

当然だ。今マリオの意思は彼女を待つ彼の方にある。では、目の前の彼は? マリオからもう一つのファイターの性質を奪い、ただそれだけでDr.マリオの姿を形作っただけの真の意味での人形だ。そこに意思なんて存在しない。

 

あるとすればキーラの純粋な殺意だけだ。他の思考は存在しないのだから当然だ。

 

カエサルのものはカエサルに。Dr.マリオの姿は、神と認められぬキーラではなく、マリオにしっかり返すべきだ。

それが当然の理。当然の帰結。今の彼女の真理だ。故に彼女に負ける道はない。いつだってマイナスから彼女の道は始まるのだ。

 

 

「少し荒っぽくなりますが… 虎穴に入らずんば虎子を得ずです!」

 

 

立ち上がり、近くに寄って見様見真似で足払いを繰り出す。とは言え普段はやらないことなので転ばせたり、体勢を崩すことは出来なかった。が、少なくとも相手の注意を逸らすことはできた。

 

 

『っ!』

 

 

足元に気が向いた所でガッツリと掴み、ストレッチのような打撃を加える。相手の抵抗がより強くなってきたのを感じると、上に向かって『トス』をした。さらにと言わんばかりに、手を頭上に合わせ、体を捻って攻撃する『三日月のポーズ』で宙に上がったDr.マリオを追撃する。

 

 

「ふう…」

 

 

過度なトレーニングは体に毒。それは知っているのだが、休む暇はないし、あっても休む気にはなれない。故に一息つくだけで、すぐに次の行動に打って出た。

 

 

「『太陽礼拝』!」

 

 

最大級の光弾がDr.マリオを襲う。

『腹式呼吸』と同じように、微量ながらも回復の効果もある珍しい技だ。溜めれば溜めるほど威力も大きさも速度も上がっていくが、隙を作るでもなく放った攻撃は普通に避けられる。

 

 

「まあ、避けますよね…」

 

 

最初から期待などしていなかったのか、気負いはせずに動く。

接近戦で戦うことになり、その場でDr.マリオのキックをその場でサラッと回避すると、また見様見真似の足払いを掛ける。ただ、同じ手にかかるほど単純な相手ではない。

 

が、同じ手をするほど彼女は弱くはない。上方向への回避を誘った足払いは成功した。そこから後ろへ引いたDr.マリオに対し、『かんぬきのポーズ』で着地点を狙う。Dr.マリオが吹っ飛ばされたのはステージの外。

 

 

「復帰はさせません!」

 

 

復帰しようとするが、先にWii Fit トレーナーが動く。両手は合わせて前に、両足は勢いよく下に伸ばした『腰かけのポーズ』。Dr.マリオの真上を取った攻撃が相手を襲い、奈落へと叩き落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戻ってきました!」

 

「お疲れ様。それで、Dr.マリオのフィギュアは出てくるのか…」

 

 

Wii Fit トレーナーとともに戻ってきたのは、マリオがDr.マリオとしての乱闘時にフィギュア化する姿そのものであった。

そして、またマリオが変な顔をした。

 

 

「まあ、気持ちはわかるけど… どうしようか。」

 

「普通に戻してみればいいんじゃないのか?」

 

 

オリマーの声を受け、他の人のフィギュアを戻す時と同じように台座に触れてみる。

いつもの金色の光が現れたと思いきや次の瞬間、Dr.マリオのフィギュアは消えていた。

 

 

「消えちゃいましたけど…」

 

「どこー?」

 

「えっ… さ、さあ、どこでしょうね?」

 

 

考え込んでいたマルスがはっと、思いついたようにマリオに問いかける。

 

 

「マリオ、もう一度切り替えてみてくれないか?」

 

 

その声を聞き、白衣の姿をイメージする。すると、くるくると回って輝かしいエフェクトが出たと思いきや、Dr.マリオの姿となっていた。目は普通に青く、白いオーラも纏っていない。

 

 

「ワオ! できちゃった!」

 

「お医者さんだね。」

 

「ファイターの力が戻ってきたのかな? ともかく一件落着だね。」

 

 

しかし、ファイターの性質だけで体を創り出すのは可能なのだろうか? もしかしたら、周りのスピリットのようにマリオのボディを使っていたのかもしれない。

 

理由はわからないが、マリオの中のDr.マリオも仲間の一人であることには変わりない。少しずつだが、着実に進めている。マリオの声に呼ばれ、マルスは思考を先の事に戻すのであった。

 




オリマー「パックマンもよく食べる。どこにあの食料が行くのだろう。」

パックマン「パクパク」

オリマー「いや、それより通称ピザ欠けパックマンの秘密だ。目が見当たらないがどうやって前方を確認しているのだろうか。」

パックマン「パクパク」

オリマー「外から見えていないだけか、それともピット器官のようなものがあるのか…」

パックマン「…?」

オリマー「…君がピット君だとは言っていないんだがな。」


オリマー「次回、『本物のヒーロー』」


オリマー「俗に言うサーモグラフィーだな。蛇などについているんだ」

パックマン「?」

オリマー「…わかってないな。」
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