受験学年はそろそろ本格的に模試が行われるシーズンです。
塾によって名称や時期や実施方法は異なりますが、塾生全員が受験するものと志望校別模試(模試に志望校名のついた、いわゆる冠模試)があります。
その中でもA判定、B判定、C判定などの判定が出る模試があるかと思います。
今日はその判定についてのお話です。
都合の悪い話は聞きたくないという人はここでお別れです。
以下、閲覧注意となります。
A判定とは
多くの塾ではA判定ラインを合格可能性80%としています。
(85%の塾もあります)
R4偏差値というのは合格可能性80%です。
そこで、模試を受験する人の多くが誤解をしてしまいます。
つまり、例えギリギリでもA判定を取れれば合格可能性が80%だと勘違いしてしまうのです。
A判定が合格可能性80%というのは嘘ではないと思います。
各塾が前年度の入試結果を基に算出した偏差値ですから、実際にA判定を取っていた受験生の80%以上は合格していると思われます。
(人数の都合でちょうど80%にはならない場合が多いと思います)
ですが、この80%というのは確率ではありません。
くじを引いたら5本のうち4本が”あたり”というのとは根本的に違うのです。
くじ引きの場合、どのくじを引くかは引いてみるまでわかりません。
ですから、誰もがあたりを引く可能性を同様に持っていると考えるわけです。
しかし、受験はくじ引き(抽選)で決まるわけではありません。
テストの合計点数が高いものから順に一定数を合格としています。
そして、テストの点数は偶然的な要素だけで決まるものではないのです。
当然ながら学力が高い人ほど高得点を取る確率が高くなります。
つまり、偏差値が高い人ほど合格する確率は高いと考えていいでしょう。
反対に偏差値が低い人ほど合格する確率は低くなります。
ここで例えば、模試の結果が「判定のみ」で点数や偏差値が一切わからない状況であれば、A判定の人は誰もが80%の合格可能性だと考えることができます。
しかし、実際には点数も偏差値も順位も返ってくるわけです。
となると、そのデータを無視して考えてはいけないのです。
例えばA判定偏差値が60の学校があったとしましょう。
模試で偏差値60以上を取ればA判定が貰えます。
偏差値60でも61でも65でも70でもA判定です。
一般的には偏差値が高くなるほど人数は少なくなるので、A判定が100人いたとしたら偏差値70以上が3割くらい、65以上だと6割くらいになります。
一方で、A判定は合格可能性80%以上ですから、20%くらいは不合格になるわけです。
A判定の人が100人受験したら80人くらいが合格し、20人くらいが不合格になります。
塾としては100人合格者を出したければ、A判定の人を125人受験させればいいという計算になります。
(そのうちの25人は残念な結果になってしまいます。)
では、その20%の不合格者はどこら辺にいるのかというのが問題となります。
偏差値60以上で最も不合格者の多い偏差値はずばりいくつでしょうか?
誰でもわかりますよね。
偏差値60の学校を受験するのに、偏差値65以上ある人はほぼ合格します。
合格率は軽く90%以上になります。
となると、偏差値60付近に不合格者が集中することになります。
偏差値5ポイントくらいの変動はよくあると考えると、偏差値60~65の中からかなりの不合格者が出ると考えていいと思います。
結論としては、偏差値60付近の合格率は50~60%程度しかないということです。
偏差値62~63くらいで合格率80%台になるかと思われます。
(※A判定偏差値60の学校を受験する場合です)
もう一つ大事なことがあります。
A判定偏差値を算出するための基準となる偏差値は、6年の夏以降の偏差値の平均値です。
1回だけA判定偏差値に届いたとしても、それ以降が悪ければA判定ではなくなる可能性があります。
B判定だと合格率はさらに低くなります。
実際のところ、志望校別コースで言うと3クラス中2組の下の方くらいの偏差値帯です。
4クラスだと3組ですね。
1クラス(30~40名)で数名合格が出ればいいというレベルです。
確率で言うと10~20%になります。
C判定は前年度の合格者の中で最低の偏差値帯です。
1~2人合格者がいればとりあえずC判定にしておくというイメージですね。
一番下のクラスから1人出るかどうかくらいです。
※ 3科4科アラカルトとかだともう少し合格者が出ます。塾のクラスは3科の成績で決まるからです。
D判定以下は基本的に合格者0だったと思っていいです。
塾ではよくA判定の2~3ポイント上を目指せと言われます。
ベテラン講師は経験的に知っているからです。
ギリギリの偏差値では危ないということを。
コース資格について
志望校別コースの受講資格は少し低めに設定されています。
だいたいC判定くらいの偏差値ではないかと思います。
1回でもその偏差値が取れた人なら合格可能性は0ではないからです。
大事なのはこれから残り半年で、A判定を最低でも2~3ポイント上回る成績を取れるように頑張ることです。
以上、大手塾から最難関校を目指す場合ですね。
難関校を目指す場合
大手塾から難関校を目指す場合は合格可能性が大きく変わってきます。
偏差値40台後半~50台前半の学校を目指す場合、A判定が取れていれば9割以上の確率で合格します。
(※ 回し合格を含む←重要)
40台前半ならA判定でほぼ合格すると思っていいと思います。
(※ 毎年、数名が不合格になります)
というのも、塾の偏差値表がやや高めに設定されているからです。
偏差値40を切る学校になると定員割れが多くなります。
大手塾から不合格者はまず出ないですね。
偏差値50台後半になると急に難易度があがります。
A判定ギリギリだと合格率50~60%だと思っておいた方がいいですね。
もちろん平均偏差値です。
順位で考える
各塾で前年度の各学校の合格者数が公表されています。
だいたい毎年同じくらいの合格者が出ると考えると、その学校を志望する塾生の中で何位くらいに入っていなければならないかがわかると思います。
(わからないひとはじゅくのせんせいにそうだんしてね!)
最難関校の場合、志望者数は今後どんどん減っていきます。
減っていくのは順位が低い方からです。
ですから、気にしなければならないのは上からの順位です。
難関校の場合、志望者数は9月以降に増えます。
多分、現時点では前年度の合格者数を下回る学校が多いと思います。
なぜ増えるのかというと、上から降ってくるのです。
また、合格者数は後期日程なども含みますから、第一志望の人数ではありません。
というわけで現在の順位はほとんど参考になりません。
仕方がないので偏差値で考えます。
まだ入試まで半年あります。
しかし、第一志望校をどうするかはこの1~2ヶ月で決まります。
9月からの志望校別コースをどうするかという勝負なのです。
今後の予測
A判定を余裕でクリアしている場合
・このまま成績キープで合格
・このあとズルズル下がって併願校に合格
A判定ギリギリの場合、
・併願校をしっかり押さえて志望校勝負
・併願校を欲張って全滅
A判定に届いていなくてもコース資格がある場合、
・併願校をしっかり押さえて志望校にチャレンジ
・9月以降に志望校を下げて安全策
・背水の陣などと意味不明なことを叫んで全滅
コース資格に届いていない場合
・志望校を考え直して学力に合った学校に合格
・コースを受講せずに本命に絞るとか言い出して全滅
・運よくコース資格を取れて受講したものの不合格
だから塾では「油断は禁物」と言われ続けるのです。
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