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扶養家族の滞在許可証(イカーマ)、国外滞在中での更新が可能に

(サウジアラビア)

リヤド発

2025年01月17日

サウジアラビア内務省は1月9日、サウジアラビア国外にいる、従業員の扶養家族や家庭内労働者(注1)の滞在許可証(イカーマ)の更新、および居住者の出入国ビザ(シングル/マルチプル)の延長が、デジタルプラットフォームのアブシャ(Absher)(注2)およびムキーム(Muqeem)(注3)において手続きが可能になったことを発表した。従前は両申請とも、サウジアラビア国内滞在時のみ受理されていた。

一方、居住者の最終出国ビザ発給申請(注4)に関しては、居住者の滞在許可証の有効期限が最低30日以上必要であることを発表し、次のとおり、申請手続きに余裕を持つ必要性が確認された。

  1. 滞在許可証の有効期限が30日未満の場合は更新が必要
  2. 滞在許可証の有効期限が30日以上60日未満の場合、最終出国ビザの有効期限は滞在許可証と同一期間となる
  3. 滞在許可証の有効期限が60日以上の場合、滞在許可証の有効期限にかかわらず、最終出国ビザの有効期限は60日間のみとなる

(注1)運転手や掃除、洗濯、炊事などの家事労働を行う人たちの総称。

(注2)政府のさまざまなサービスを利用できるデジタルプラットフォーム。

(注3)外国人従業員の滞在資格や出入国などを管理できるデジタルプラットフォーム。

(注4)サウジアラビアにおける駐在員としての滞在を終了し、同国を離れる場合に必要となるビザ。

(平田若菜)

(サウジアラビア)

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