英中銀、「バーゼル３．１」適用を1年延期 米国の動向見極めへ
１月１７日、イングランド銀行（英中央銀行）は、国際的な銀行の資本規制「バーゼル３」に基づく英国の規則（バーゼル３．１）について、適用を２０２７年１月に１年延期すると発表した。写真は、イングランド銀行ビル前を歩く人ら。２０２４年７月、ロンドンで撮影（２０２５年 ロイター/Maja Smiejkowska）
[ロンドン １７日 ロイター] - イングランド銀行（英中央銀行）は１７日、国際的な銀行の資本規制「バーゼル３」に基づく英国の規則（バーゼル３．１）について、適用を２０２７年１月に１年延期すると発表した。
米国で規制強化への反発が強まっていることを受けた。
英国の労働党政権は成長促進へ規制当局に圧力をかけており、リーブス財務相は１６日、当局が果たすべき重要な役割があると強調していた。
英中銀の健全性規制機構（ＰＲＡ）は「延期により、米国における実施計画がより明確になるまでの時間を稼ぐことができる」と説明。財務省と協議した上で決定し、競争力や成長を考慮したと付け加えた。
英国での規則適用は昨年夏に約半年延期され、２６年１月となっていた。
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