おととし8月から去年2月にかけ福岡県内の駅や列車、バスなどの公共の場でアダルト動画を撮影したとして37歳の男と22歳の女が書類送検されました。
「売上を伸ばすため、わいせつさ過激にした」
公然わいせつと福岡県迷惑行為防止条例違反の疑いで書類送検されたのは、福岡県太宰府市に住む自営業の男(37)と北九州市八幡東区に住む大学生の女(22)です。
2人は、アダルト動画を撮影するため、おととし8月から去年2月にかけ、福岡県内の駅ホームの待合室、列車やバスの中、商業施設の駐車場など公共の場で、下半身を露出させて性交類似行為をしたり、卑わいな言動を繰り返したりした疑いが持たれています。
警察によりますと去年2月、福岡県警のサイバー犯罪の情報提供フォームに「福岡県内の公共・交通機関の施設や列車内で男女でアダルト動画を撮影し、ネットで販売している人物がいる」などと匿名情報があり、事件が発覚しました。
アダルト動画や防犯カメラの映像などから2人の関与が浮上したということです。
取り調べに対し2人は、「アダルト動画の売上を伸ばすため、次第にわいせつさを過激にしていった結果、今回の事件を起こしてしまった」「お金が欲しかった」などと話し、容疑を認めているということです。
また男は、アダルト動画に出演させる目的でSNSに「ファンクラブを運営しているのですが、出演してもらうことは可能ですか??お手当4万円」などのメッセージを送信し、公衆道徳上有害な業務の募集をしたとして職業安定法違反の疑いでも書類送検されています。