私はバイクを整備する時、エ
ンジンのクランクカバー等の
金属ネジは、取り外したら順
番通りに並べ、適合ネジを交
雑させてどれがどれだか分か
らないようにはしない。きち
んとネジ込む場所が判るよう
に整列して並べる。適所に間
違い無く即ネジ込むために。
また、ネジ1本1本と穴の山を
全てパーツクリーナーで洗浄
し、エアブローで吹いて汚れ
を飛ばしてからカジリ防止の
為にネジの山には上掲のケミ
カルをごく薄く塗布してから
締め込むようにしている。
これらの細かい作業は、スレ
コンは使わずとも電動ガンの
機関部のメカボックスの分解
清掃やオーバーホールの時に
も必ずやっていた。
また、外したネジをそのまま
組まずに油や灯油で古い歯ブ
ラシなどを使ってネジ山を清
掃してから組み付ける作業は
1968年のモデルガンの分解掃
除の時からやっていた。
分解組み立てのネジの扱いと
はそういう物だと幼い時に父
から教わったからだ。
「都営バス」と「はとバス」
の国内初の低床車と日本のト
ラックの国産初のキャブオー
バーは父が作った。(キャブ
オーバーは一気に200台のオ
ーダーが来たので生産能力が
追い付かず、設計図と技術ノ
ウハウを日産に売却。出向製
造レクチャーも父)
あと、私の場合、分解組み立
ての手を動かす作業自体は非
常に速度が速い。新橋ガード
下のワイルド7(原作)の「世界
(「コンクリートゲリラ」編
で殉職)」にそっくりの牛丼屋
さんが作る超速牛丼のような
手さばきで作業をする。
そうしたマニアックな例えで
なく、もっとわかり易く言う
なら、ツケ場の鮨職人が本手
返しの手わざが見えない程の
速度に似た速度。
さらにわかり易く言えば、レ
ースのピット作業と同等の速
度。
そして、ケミカルの存在は作
業の正確さと目的達成を大き
く補助してくれる。
今はスプレー式パーツクリー
ナー、ブレーキクリーナーが
あるからとても便利だ。
キャブレターの分解掃除にも、
キャブレタークリーナーのス
プレーが非常に便利だ。
昔は灯油でキャブレターを洗
っていた(笑
レーシングチームの作業場に
はシンクの部品洗い場が必ず
あった。廃油は下水には流さ
ず溜めて専門業者依頼で廃棄。
ただ、そのようにネジにまで
細かい気遣いをする作業をし
ていても、2ストオイル缶の
蓋を締める前に誤って倒して
床をオイルで浸すヘマをしで
かしたりもする(笑
きちんとした整備場ならば床
に専用塗装がしてあるのです
ぐに清拭すれば綺麗になるが、
床がコンクリートのままだと
汚れが残る。
その為に作業時用敷物として
ブルーシートを用意している
が、敷かずにやるとヘマがヘ
マの痕跡として残ってしまう。