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日鉄のUSスチール買収が巨額すぎて割に合わないという人がいる。 確かにUSスチールを買収するだけならば、巨額すぎて利益を出せないと思うが、実はこの買収って日鉄が北米市場で勝ち取るとんでもなく高度な経営スキームだったりする。 1.アメリカの関税はアップする 元々、トランプ政権時点で関税はアップされていたが、それでも中国のダンピングは止まらないので、トランプはさらに上げると宣言している。 つまり、アメリカ国外からの鉄は高くなってしまう。 2.実はUSスチール買収は安上がり そうなると、トヨタなどの自動車会社のように現地法人と工場作って売るしかないが、それを一からやるにはとてもじゃないけど二兆円では済まない上に、時間もかかる。 それを考えれば実はすでに高炉と電炉を持ったUSスチールを買収し、救済してしまった方がいい。 3.日鉄はUSスチールを捨てられない。 上記の条件が整う以上、USスチールを実質的な日鉄北米支社として機能させないと、日鉄は利益が出ない。 機能させてしまえば、日鉄の技術力と経営ノウハウが手に入るので、クリフスやニューコアよりも圧倒的に強くなってUSスチールは再生する。 という感じで、日鉄はガチでUSスチールを救済しようとし、お互いに利益が出るスキームを組んでいる。 関税というバリアがある中で、そのバリアの中に支社的な役割を持つ会社、つまりUSスチールにその機能を担ってもらえれば日鉄は北米で利益が出せる。 USスチールは日鉄の技術と資金力と経営ノウハウで立野氏ができるのでメリットが得られ、強くてニューゲームとなる。 たまったもんじゃないのがクリフスとニューコアなわけで、こんな買収成立したら彼らは粉微塵になるのは必定なんだよな。 そりゃ反対するわ。
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