生後数日で殺処分…「ジャージー牛のオスの現実知って」元ホストの繁殖農家の挑戦
今は、仕事にやりがいを感じる毎日を送っていると言います。 「かけた分返って来るというか。1人で100%の愛をかけるのは足りないけど、やっぱり、かけた分返ってくるっていうのは、すごいでかい」 牛と向き合う中で、子牛の殺処分という厳しい現実を目の当たりにしました。心を痛める一方で、利益を出すための農家の苦労も分かるため、複雑な思いです。 「かわいそうだけん、それを殺すなよっていうのも、その農家さんがかわいそう。育てたら損するんだから、かわいそうだけん殺すなよ、っていうのも酷な話だなと思って。何かできないかなと」
「殺処分から救いたい…」クラウドファンディングに挑戦
去年から、えさ代などの資金を募るクラウドファンディングに挑戦しています。これまで3回挑戦し、2回は目標を達成。現在、その資金をもとにオスの「ジャージー牛」2頭を育てていて、いつか食肉用として出荷したいと考えてます。 「『どうせ殺すんでしょ』ってよく言われたんですね。生後2日とか3日とかで殺すのと、1歳半とか2歳ぐらいまで育てて肉にする。確かに、どうせ殺すけど、処分されて産廃処分場に行って、ゴミみたいな扱いになるか、2歳まで育ててお肉になって人間に返ってくる、食べられるっていうのだったら、何ていうか…生まれた意義というか」 全国でも「ジャージー牛」を食肉用として出荷している農家は少ないため、手探りでの挑戦です。 「ジャージーを育ててる人ってあんまりいないから聞けない。でも、それが面白い。本当にこれがうまくいったら、ジャージーが美味しいということが有名になったら、殺すはずだった牛をいろんなところで、育てることができるようになるといいなと思ってやってます」
殺処分されるジャージー牛のオスについて知ってもらいたいと、現在、4回目のクラウドファンディングに挑戦中です。 「意外とみんな牛乳飲んでるけど知らない。その裏でこんな現実があるということですね。僕も知らなかった。自分が食べるもの、自分が飲むものにどういう現実があるか 。興味を持って欲しいなというのが生産者から消費者の皆さんへ伝えたい」