フィギュア界のサラブレッドと、フジの看板アナがついに結ばれた。男子フィギュアスケートのバンクーバー五輪代表・小塚崇彦(26=トヨタ自動車)とフジテレビの大島由香里アナウンサー(31)が23日、婚約を発表した。実は小塚の父で“鬼コーチ”として知られる嗣彦氏(68)が知ったのは何と3日前だったという。息子の大事な人生の節目を直前まで知らされなかった父は、さぞ怒っているかと思いきや、本紙の取材に意外な本音を明かした。

 23日夕、トヨタ自動車とフジテレビが発表した2人のコメントは次の通りだった。

「けがによるスランプでつらかった時期を支えてもらった。より責任感を持ち、仕事に取り組みたい」(小塚)。「氷上で魅せる通りの真っすぐで純粋なところ、日本を背負って戦う姿を尊敬しています」(大島アナ)

 大島アナはこの日の夜、キャスターを務める報道番組「あしたのニュース」でも報告した。入籍は来年になるが、挙式・披露宴は決まっていない。

 2人は小塚が8位入賞した2010年のバンクーバー五輪後に食事会で知り合い、真剣交際に発展。13年6月にその交際が発覚すると、翌月には小塚が公表した。さわやかアスリートとフジの看板アナの婚約は祝福ムードに包まれているが、契機は何だったのか。フィギュア関係者は意外な裏話を明かす。

「14年のソチ五輪の日本代表から小塚が外れたことが大きいでしょう。あの時の落ち込みようはハンパではなく引退も考えたんです。そのとき、献身的にメンタルケアをしたのが大島です。現役続行を決めたのは彼女の後押しがあったから。その年の夏ぐらいかな。周囲の選手や関係者に『オレ、結婚する』と公言するようになりました」

 大島アナは小塚が練習する新横浜スケートセンターに手作り弁当を持参して応援。そんな姿勢に小塚はベタぼれした。ただ、ネックだったのは厳格なことで知られる父嗣彦氏だ。

 交際発覚当初、同氏は「五輪前の大事な時期なのに!」と激怒した様子で本紙の取材に答えた。ソチ五輪の代表から漏れた際もすさまじい怒りようだった。恋愛にうつつを抜かしていたからと大島アナも“戦犯”扱いされかねない状況だったのだ。だとすれば、まだ現役選手の小塚の婚約にも反対するのでは?

 だが、嗣彦氏からは意外な返答が。

「大島さんにお会いしたら、とてもしっかりした方なので大丈夫でしょう。反対する理由はない。むしろ『崇彦で本当にいいの?』って聞きたいぐらいだよ」と何と婚約を喜んでいるのだ。

「婚約を知ったのは、3日前だけどね(苦笑)。本人じゃなくて、カミさんから聞いたんだ。『このままじゃまずいから正式発表するみたい』と。それがまさか今日(23日)とは思わなかった。結婚の話? これまでに一度もないよ。もちろん、大島家との顔合わせもまだです」

 小塚家といえば“フィギュア王国・愛知県”の礎を築いた祖父の故光彦さん、そして嗣彦氏自身、グルノーブル五輪代表というフィギュア一家だ。当然気になるのは2人の子供だが…。

「私が長男で、崇彦も長男だから、ぜひ男の子をつくってほしい。1人でも2人でも何人でもかまわない! 孫をフィギュア選手に? 好きになってくれるならね」と子づくりを厳命した。

 そう父にも祝福された小塚。これからシーズンが始まるが昼も夜も“頑張り”が期待されるところだ。