歩行型ロータリ除雪機の安全作業ポイント お気に入りに追加
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記録的な高温がおちつき、やっと冬らしい気温となってきましたね。毎年、雪国で大活躍している歩行型ロータリ除雪機ですが、ここ3年間で除雪機による事故が増加していること、ご存じでしたか?除雪機による事故の原因は、『誤った使い方』や『不注意』によるものが8割を超えています。今一度搭載されている安全機構を理解し、正しく使用することが安全への第一歩です。
使用する時期が限定される機械だからこそ、ご使用前に安全の作業ポイントを予習・復習しましょう!

目次

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ご使用の前に

●取扱説明書をよく読み、機能や構造、正しい使い方をよく理解しましょう。
●安全機構が正常に動作する事を確認しましょう。
 不調や違和感を感じたときは、購入店へ確認・相談しましょう。
※安全機構の無効化は非常に危険です。絶対に改造はしないでください。

作業前にクボタのお店で定期点検を受けていただくと、より安心してご使用いただけます。

歩行型ロータリ除雪機の安全作業ポイント

■作業ポイント①:作業中は人を近づけないようにしましょう

除雪作業をする場所の安全を確保し、周囲に人がいないことを確認してください。
特にこどもの接近には気をつけてください。
雪を飛ばす先にも人がいないことを必ず確認してください。

出典:除雪機安全協議会

■作業ポイント②:作業時以外はエンジンを止めましょう

除雪機のエンジンをかけたままその場を離れると、こどものいたずらなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。
ほんの一時、その場を離れるときでも、必ずエンジンを切ってください。

出典:除雪機安全協議会

■作業ポイント③:雪詰まりを取り除く時は、エンジンを止めて、必ず雪かき棒を使いましょう

エンジンをかけたまま、シュータ部(※1)やオーガ(※2)に手を近づけないようにしましょう。
エンジンをかけたまま手で雪を取り除こうとすると、手を負傷するおそれがあります。
雪が詰まった場合は、直接手で触らず、必ず備え付けの「雪かき棒」を使用して詰まりを取り除いてください。

※1 シュータ:集めた雪が放出される方向を決める部分
※2 オーガ:回転部にある雪を直接砕いて集める、らせん状の刃の部分

出典:除雪機安全協議会

■作業ポイント④:後進する時は、足元や後方の障害物に注意しましょう

雪上での作業のため、足元が非常に滑りやすいです。
滑りにくい靴を履くなど、転倒しないよう十分に気を付けてください。
特に、後方へ移動する際は、障害物がないかどうか十分に確認してください。
障害物があると、転倒して除雪機にひかれる、または巻き込まれるなどの大事故につながる可能性があります。

出典:除雪機安全協議会

資料・動画のご紹介

歩行型除雪機の安全啓発チラシと動画

除雪機安全協議会にて、安全ポイントをまとめたチラシ・安全動画が公開されています。
チラシはダウンロードも可能ですので、出力して掲示するなど、ぜひご活用ください。

歩行型除雪機の安全啓発チラシ

歩行型除雪機の安全啓発動画(除雪機安全協議会)

まとめ

除雪作業の安全ポイントのご紹介、いかがでしたでしょうか。普段使うことが少ない機械だからこそ、思わぬ事故になりやすく、より一層、安全へ注意を払う必要があります。
ぜひ、良い年末年始を迎えるためにもお役立てください。それでは今日もご安全に!

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