実家が事業を経営していたので、銀行業には興味を持っていました。なかでも地方銀行である滋賀銀行を選んだのは、地元で働きながら地域のみなさんの役に立ちたいと思ったからです。また、大学で環境について学んでいたので、環境経営に力を入れていることもポイントになりました。
幅広い知識を身につけ
お客さまに寄り添いながら
地域の発展に貢献したい
今回は、2022年4月に入行した若手行員3名に集まってもらい、座談会を開催。それぞれの入行理由から当初の苦労、現在の仕事内容とやりがい、目標などについてホンネで語ってもらいます。
- Speaker
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- 井上 公介
- 融資係
2022年入行
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- 堀井 淳月
- 融資係
2022年入行
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- 近田 佑駿
- 得意先係
2022年入行
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わからなくても自分にできることを前向きに挑戦
- 入行理由について教えてください
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井上
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堀井
私は大学の専攻を活かすため、食品業界を中心に就職活動を行っていました。その過程で「一人でも多くのお客さまに寄り添い、悩みを解決するような仕事に就きたい」と思うようになり、友人に相談。金融に向いているというアドバイスをもらい、滋賀銀行の面接を受けました。2社から内定をいただき、随分と悩みましたが、実際に働いている先輩に直接会い、人に恵まれた環境だと聞き、入行を決意しました。
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近田
僕も当初は銀行ではなく、旅行業界を目指していましたが、新型コロナウィルスの影響を受けてほとんどの企業が採用をストップしていました。そのとき、コロナ禍で苦境に立たされた産業や企業をサポートしたいと思うようになり、地域に根づく滋賀銀行を志望しました。人事担当者や行員の方々が優しい人柄で相談しやすかったことも印象的でしたね。
- 現在の仕事内容について教えてください
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近田
法人や個人のお客さまのお悩みやニーズに合わせて、預り資産の相談や融資などの解決方法の提案をしています。法人のお客さまからは事業承継や人材不足などさまざまな相談を受けます。まずは自分が窓口としてお話を聞き、上司や本部の専門部署の方からアドバイスやサポートを受けながら対応しています。
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井上
融資係として事務を行い、得意先係をサポートしています。具体的には、融資に必要な契約書の作成、口座の入金などを担当。契約書に誤字脱字がないように、確実で丁寧な仕事を意識しています。
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堀井
私も井上さんと同じように、契約書などの書類作成やオペレーション業務を行っています。小さな支店のため、一人の業務の幅が広く、ご来店される個人のお客さまに資産形成の提案も行っています。
- 仕事で苦労を感じることはありますか
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近田
まだわからないことが多く、一つの課題を解決するにも上司に相談するなど時間がかかってしまい、自分の力不足を痛感しています。しかし、曖昧な返答をするとお客さまに迷惑をかけてしまう可能性があるため、わからないことは正直に伝えるように。自分のできることを精一杯頑張っています。
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堀井
契約書はミスのないように私と上司、担当者が記載内容をチェックします。当初、きちんと確認したら防ぐことのできる簡単なミスが重なり、自分には向いていないかもしれないと悩んだ時期がありました。けれども周りの上司や先輩方に励ましてもらい、「悩んでいるだけでは、何も進歩はない!」と気持ちを切り替えることができましたね。
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井上
確かに今でもわからないことが多く、覚えることも幅広くて大変ですが、指導してくれる先輩は経験や知識がとても豊富。いつでも親切丁寧に教えてくれるので、私は苦労を感じたことはありませんね。とても人に恵まれた環境です。
お客さまの喜びや自己成長にやりがいを実感
- 日頃からどんなことを心がけていますか
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井上
入行時に業務全体の流れのレクチャーを受け、間違えたときにもきちんとやらなければいけない理由を先輩方に教わっています。単に業務を進めるだけでなく、その目的や背景について考えて行動することで、自ら疑問を感じて工夫ができるようになったと思います。
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近田
お客さまと頻繁に顔を合わせて会話を重ね、何でも話せる関係をつくること。前任者ができなかったことを自ら提案して解決するように心がけています。その中で大切にしているのは情報提供です。一見関係がなさそうな話題でも伝えることにより、潜在ニーズを引き出すことができるなど、新しい視点が生まれて取り引きにつながる可能性もあります。
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堀井
興味を持っていてもわざわざ聞くほどではないと思っていらっしゃる方は少なくありません。私も近田さんのように、お客さまのご来店時や電話対応の際には、新しい情報があれば積極的にお伝えするように心がけています。
- 仕事のやりがいについて教えてください
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近田
事業を支援してきた個人事業主のお客さまに、初めて老後の資産形成についてお話したところ、興味を持っていただき、投資信託を契約していただきました。たくさんの情報を提供することで、お客さまのニーズに合う商品が見つかり、お客さまの喜びにつながったときにやりがいを感じます。
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堀井
私も初めてNISAの契約をいただいたときにやりがいを感じました。そのお客さまは、滋賀銀行との取り引きはなく、税金の支払いでご来店されたのですが、「来年からNISAの制度が変わることをご存じですか?」というお声がけをきっかけに、契約を決めて新しく当行との取り引きをスタートしていただきました。その経験があり、現在では積極的に提案やお声がけをするようにしています。
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井上
事務手続きが中心のため、二人のような成功体験を感じることは少ないですね。けれども新しく教えてもらった仕事ができるようになって、契約書をつくるための段取りを工夫し、早く正確にできるようになったときには爽快な気分に。私は日々の業務を淡々とこなしていくことが好きで、この仕事は自分に合っていると実感しています。小さな成功体験を重ねながらスキルアップを図っていきたいですね。
- 今後の目標について教えてください
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井上
支店の先輩や上司からは、渉外の楽しさとやりがいについて聞く機会が多く、いつかはチャレンジしたいと思っています。お客さまに直接提案するため、自分の行動の責任は大きくなりますが、しっかりと勉強した上で取り組んでいきたいですね。さまざまな業種や年代の方々と深く関わることのできる銀行業の魅力を実感したいと思います。
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堀井
個人のお客さまが対象のコンサルティングを担う渉外担当になることが目標です。現在もご来店されるお客さまに提案を行っていますが、知識や経験を増やし、レベルアップしたいです。まずは、お客さまのお考えを理解し、ニーズに合うものを一人で提案できる力をつけたいと思います。
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近田
私は個人のお客さまの資産形成、法人のお客さまへの経営支援に取り組んでいますが、二人のように契約書の作成や消費者向けローンを扱った経験はありません。幅広い知識を持ち、どんなご相談にも対応できるジェネラリストを目指し、スキルアップを図っていきたいですね。
滋賀銀行はどんな知識や個性も活かせる会社
- 最後に学生のみなさんにメッセージをお願いします
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井上
滋賀銀行には、さまざまな人や企業と触れ合う機会を通じて幅広い知識を身につけ、成長できる環境があります。そういった意味では、どんな人にとっても就職先の選択肢になると思います。現在、何をやりたいのかわからない人も、入行してから自分のやりたいことを見つけることが可能です。お金を通じて、会社経営や人々の生活に寄り添える仕事に少しでも興味のある方は、ぜひ説明会などに参加してほしいですね。
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堀井
井上さんが言うように、さまざまな業界の方々と接するので、銀行で活かせない知識・経験はないと思います。私自身、大学の学部をふまえて就職活動を行いましたが、こだわり過ぎずにいろんな業界を研究してみてください。また、どんなに好きな仕事でも一緒に働くメンバーや風土が自分と合わなければ続けることはできません。滋賀銀行は人柄のいい優しい人ばかりなので、自信を持っておすすめしたいですね。
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近田
日々、お客さまに寄り添いながら仕事ができていると感じています。多くの方々に喜んでいただき、地域に貢献したい人には最適な職業だと言えます。また、就職活動は人生に大きな影響を与える重要なイベントです。これまでの人生を見つめ直すきっかけにもなるので、自分の好きなこと、やりがいを感じることなどを考えながら全力で頑張ってください。応援しています!